表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
がーる  作者: ao
2/3

電波にのせて



病んでるときのテンションて小説を書くときにちょうどいいテンション。

「ねーねー、日曜空いてない?会ってみたい!遊ぼうよー」


「あーごめん、その日は予定があるんだ、またの機会にぜひ」



……大体こういうお誘いメールでまたの機会なんてあるわけがない。

馬鹿だ。

男なんて。

こいつ面白いなーって友達になれたかなと思った頃に送られてくるメールは全部こんなものだ、


くだらない


果てには

「実は葵のことが好きです。付き合ってください」

だなんて


携帯の画面に送れる筈のない感情を無理くり送ってくるんだからたまらない。


…別に、だからあの子が好きというわけではないけど。


私だって昔は普通の女の子だった。

席替えをして隣の男子を好きになって1日中ドキドキしてたり、なかなかその人と話せなくてもやもやしたり、でもある特定の人に感情を左右されるようなそんな毎日も楽しかったり。


ただ、対象が変わったのだ。



「…はぁ」

ため息をひとつついて、あの子のための建前返事メールを送る送信ボタンを押して携帯の電源をきる。

あの子にメールboxを見られても嫌われないように。






ああ、






不愉快だ。

こんな日はひとりでドーナツでも食べに行こうかな。




吐くくらいに、食べてやろう。






評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ