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布団ごと  作者: ぬたろう
4/4

つづき

担がれた私は、お腹に食い込み痛みを発する男の肩、意外に心地好い揺れに意識が薄れていった。








「あ!おはようございます!」


「あ?」



目覚めた私の目の前には、マロンブラウンが一番に目に入り、何かと思えばベリーショートの青年がいた。

身じろぐと、私の体に巻かれていた紐は無くなっていた。



ここはどこ?



ぼんやりと目の前の青年を見ると、黒髪のイケメンとは系統がちがう、目元が優しげなフツメン。

小動物の様にみえるが、意外に身長は高い。


今度はイケメンじゃないのか。残念。



まだこの人を含め、2人しか会った事無いが、この世界の人は身長高いのか…?

18…190位?流石に2mはないと思うが。


160ぎりぎりの自分だと、きっと見上げて首が痛くなる体験が出来るだろう。



「あの、大丈夫…ですか?」


黙ってしまった私に、再度問いかけてくる青年。



「大丈夫…です。ここはどこですか?」



あと、黒髪イケメンはどこですか?さっきの件で一発ぶん殴りたいんですけど。ん?あと、日本語通じてるな。異世界補正がかかってるのか?



「良かったぁ…いきなりラルフが…あ、黒髪の連れなんですけど、貴女を抱えて帰って来たので驚いてしまって…。今、お水持って来ますね」



青年は立ち上がりカーテンを避け、席を外した。

遠くでカチャカチャと音がする。




あー…話を整理しよう。



掛け布団よーし、パジャマよーし。

なになに。黒髪イケメンがラルフで、私は連れられてきた。

それで、今の彼はラルフの連れ…やだ、どうしよう。

ふたりはプリキュ…じゃない、カップルなのか?!

連れとか言っちゃうなんて!


うひ!異世界で!!

美形×平凡!



補正が入っているのか、言葉通じるみたいだし。

ラルフって奴は気に入らないが、彼は優しそうだしパーラダーイスになるんじゃ。



まてよ?

でも、それが普通の場合もあるよなー。もほもほしてるのが。





「帰ってきたら聞いてみようかな。はあ、なんか安心したら眠い…」


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