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布団ごと  作者: ぬたろう
1/4

(´・ω・`)



「…なにこれ?」



ラノベ的、ありきたりな話…かもしれないが、今自分どこにいるのかわかりません。


動く事の出来ないまま周りを見てみる。

鬱蒼としげる木々、少し湿った土。そして、見たことの無い色をした、サンサンと輝く太陽が二つ。

太陽がふたつ?


ふぁんたじぃ?

なにこれ?ファンタジー?なんだろうか?


今年25になり、仕事もしてないニートな私が異世界トリップ?

それともなにか?知らぬ間に腐女子から貴腐人にクラスチェンジしてた、私にご褒美ひゃっほいなの?


「ありえない。そんなドリームが許されるのは十代までって決まってんだから」


自分に言い聞かせてみたが、現実は変わりはしない。

昨夜の記憶を呼び覚ます。

確かに布団で寝ていた、目が覚めたら森。


布団ごとトリップしていたため、夢と勘違いしつつ二度寝に決め込んで寝てみたが、変わらない。

何度見ても、森。


「つー事は白馬に乗った王子様でもくんのかねぇ?」


それとも非力な私は獣に対して死亡フラグたってる?

今のところ見た感じ、チートな訳もなく、肉食な奴らに襲われたら確実に召される。


ただ、二度寝をしていても肉食獣に襲われることなく、目覚めることが出来た。

運が良かったのかも知れないがどうなんだ?


「呼ばれた系なら、魔法使いとかいないのかな?或いは、魔王?かみさま?」


周りの景色は何一つ変化無し。

このままじっとしていても、先程危惧したこともある。

何処か安全な所に移動しなければ。



仕方無しに布団を畳み、全てを運ぶのは無理と判断し、一番軽い掛け布団をパジャマの上から羽織る。




「白いでっかい狼が喋ったりしないかな」




夢見がちな25歳の一言である。

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