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ハーミット・リスタート【春風編】35ページ目 私闘の予約

MAG課の教室に不満を言葉にするナディ。

しかし、そんな彼女にレオナはクラス長として。

勇敢に接するのだが。

そこでレオナは耳慣れない言葉を耳にする。

まだ自己紹介すらしていないのに。


MAG課は波乱の予感がしていた。


ナディが不満の声を上げたからだ。


「なあ、こん中には俺以外にもMAG課が期待外れだって感じた奴はいるだろ」


ナディは辺りを見渡すも。


彼女に賛同する者はいなかった。


「んだよ、新設されてもっとピッカピッカな所を期待していたってのによ」


「よろしいかね」


「ん?あんたは」


「自分はジャムジール3世。吸血鬼だよ」


白いウェーブがかった髪に白い肌の持ち主は。


ジャムジール3世。


吸血鬼の名門であるクリムゾンビーツ家出身だ。


「僕の実家は蜘蛛の巣まみれの部屋もある歴史ある館だし、この教室は充分いい場所だよ」


「んなこと言われてもなあ」


「そっちのお嬢さんはどうだい」


「えっ」


パステルピンクの両サイド三つ編みの。


背の低いライムイエローの瞳の少女は。


ナディからのいきなりの呼びかけに。


戸惑って返事に困ってしまう。


「一応、その、あの」


「んんん、なんか。こっちが悪いみたいだな」


「ごめんなさい。メリル、ちゃんと答えられなくて」


「ああ、ああ、ああ。いいって」


メリル・ピュアラバーズは。


ナディの質問に上手く返答できず。


ただでさえ気まずい雰囲気は。


どんどんギスギスしていき。


本来仲裁すべき担任であるスパークも。


経験不足からか。


慌てていた。


もはや、自分しかいない。


レオナは恐怖を抑えて。


勇気を持って。


ナディに呼びかけた。


「まだ、みんな慣れていないし。まずは自己紹介を先にしましょうよ」


「なんだ、おめえは?」


「レオナ・ストレングス。このクラスのクラス長です」


胸に手を当て。


自らの鼓動の高鳴りを抑えて。


レオナは自らの名前とクラスの立場を。


ナディへと告げた。


「クラス長?てことは担任の次に偉いってことか?」


顎に手を当てナディは。


何かを考えながら。


レオナを見つめた。


一分後。


MAG課の生徒達や担任のスパークが。


見守る中で。


ナディは周囲にはっきり聞こえるよう。


よく響く声でレオナへと宣言した。


「よし、決めた。一週間後、ウチと私闘だ。逃げんなよ」


「えっ、私闘」


「とりあえずは自己紹介とかもあるし、私闘まではウチも大人しくしているよ」


「私闘って、何?」


聞き慣れない単語に。


レオナは思わずキョトンとしてしまった。

ここまでお読みいただきありがとうございます。

もう春になろうとしています。

こうして連載を追ってくださる読者の皆様には感謝しております。

何度目か分かりませんが。

やはり、定期的にこうして読者の皆様に。

お礼を言葉にして伝えていくのは大切だと。

自分なりに思っております。

次回の更新は3/18の17:00になります。

来週もまたスパーク先生の解説回です。

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