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ハーミット・リスタート【入学編】10ページ目 ルームメイトはレジェンドメイカー

疲れたけど楽しかったなあ。

早くイーガくんの話をレオナとレイシの二人にしたいな。

談話室に着くの、遅れちゃったけど。

ああ、やっぱり二人を待たせちゃったかあ。

先に謝らないとな。

「ごめんね。待たせちゃって」


五分くらいとはいえ。


二人を待たせたのは申し訳ないな。


ん、ちょっと疲れた表情だけど。


気にしていないよ、か。


レオナとレイシもなにかを察してくれているみたいだし。


まあ、きっと二人ともここまでの道のりや。


荷物を運んだり。


ルームメイトとの自己紹介で疲れているんだろうなあ。


となると。


夕飯までの残りの時間もあるし。


ザックリ僕のルームメイトの。


イーガくんの話をしようかな。


「レオナとレイシのルームメイトはどんな人だった。よかったら僕のルムメのイーガくんの話をしていい」


レオナは、別にいいよ、で。


レイシは、構わねえぜ、だね。


うん、出会って五分までの話だけでも。


二人に喋っておこう。


「それじゃあ、イーガくんについてお喋りしちゃうね」


よし、準備完了だな。


「イーガくんは天井に張り付いて僕がやってくるのを待っていたんだ」


ん、レオナもレイシも急に顔が強張ったぞ。





僕はレオナとレイシを残して部屋に戻った時だ。


部屋にはイーガくんの荷物しかなくて。


きっとトイレか寮内を散策しているんだろうと思っていた。


そしたら上が声が聞こえてきたんだ。


「どうやら、お前さんがオレのルームメイトだな」


僕にそう呼びかけると。


天井から降ってきたんだ。


イーガくんは自分と一緒に。


これから学生生活を共にする相手を見極めるために。


あえて身を隠していたみたいなんだ。


「まずは名乗らせてくれ。オレはイーガ・ジェットフォワード。お前は」


「ダグ・ダークハウンド、よろしくね」


お互い名乗ったし、握手って流れで。


彼は速攻で魔法を使ってきた。


うん。


天井に張り付くのに使っていた接着魔法を。


「あれ、なんか手が離れないけど」


「当たり前だ。オレの魔法でくっつけているからな」


「あのう、だったら魔法解いてくれる?」


「ダメだ。オレの話を聞いてくれるまで離さない」


「ええ!!!」


「オレは今年の春からMAG課に通う」


「あっ、じゃあ僕と同じクラスじゃん」


「ほう、ならラッキーだったな」


「えっ」


「このレジェンドメイカー。イーガ・ジェットフォワードと同じクラスだからな」


「レジェ、なんだって」


「つまりは、ダグ。お前はこの学園生活中に何度も伝説を拝めることができるのさ」


そう言ってイーガくんは。


接着魔法を解いてくれた。


その後は。


普通に僕は彼とお喋りを楽しんだんだ。





その後、話が盛り上がって。


談話室に来るのが遅れたんだ。


ん。


なんで、レオナもレイシも頭抱えているの。


ん。


あの赤いアフロは。


イーガくんだあ。


あれ、なんで更に頭抱えているの。


二人共、イーガくんは。


この春から僕らのクラスメイトだよ。

ここまでお読みくださりありがとうございます。

一旦イーガくんの出番は抑えます。

ただ、ダグの話題でちょくちょく出てきます。

ちなみにまだ今作では未登場のモナに関しては。

入学編でちゃんと触れますが。

先に少し説明すると。

モナの本体に相当するものは。

まだフルート山にあります。

では、次回の更新は9/24の17:00になります。

ぜひとも、ご覧ください。

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