表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
97/120

96

「歌、手こずってみるたいだね」


私の髪の毛を梳きながらそう言った。

ココ最近私の繋い歌を1番聞かされているのは氷翠だし、黙れととうとう堪忍袋の緒が切れてしまったのだろうか。


今優しいのは処刑前だから!?

戦々恐々していると氷翠が私たちが歌う曲のサビを歌った。


それはもう、私とは比べのにならないし、持ち歌でしたっけと歌うくらいには上手かった。


「どう?あってる?」

「上手っ!!」

「伊達に中等部からアイドルやってない」


なんて事、私はこの差を知らずにステージに立とうとしていたのか。

当てつけ……にしては優しすぎるし、ちょっと氷翠の意図がわからない。


「色々思うところはあるけど、なんで歌えるの?」

「そりゃ、あんだけ聞かされれば耳に残るさ。この寮内じゃ鼻歌程度ならみんな歌えるんじゃないかな?」

「なんてこと」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ