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「まあ、いいでしょう。なんでも」


プロデューサーは車を走らせながらそう言って、赤信号になった時にカバンからタブレットを渡してきた。


「曲とダンスの動画です」


さらっとそう言ったけれど、聞いたことない曲だった。

また、世間知らずを晒しそうになって、両隣の蒼ちゃんと京愛を見るけど、2人とも頭の上にはてなマークが付いていた。


「え、これってオリジナル曲ですか?」

「ええ、だいぶ前にお願いしていて、だいぶ前に出来上がっていたんですけど、使う機会は無かった曲です」


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