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「逆に、太陽は居ないんだな」
氷翠は座布団も無いしなぁと頭を掻きながらそう言った。
もしかしたら私のダンボールの中にはそういった類があるかもしれな……いや、ないな。
京愛は適当に胡座をかいて私のベットを背もたれにした。
なんかオッサンだなと思った。
私は京愛の真横だけど、ベットの上に。
蒼ちゃんは私の上に座った。
うーん、犬。
行動が全部犬だなこの子。
「飲み物……馴染んでるな」
「……ソウデスネ。飲み物は私の机の上でいいよね?」
「おう、お構いなく、だ」
「おかまいなくー」