プロアイドル

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「と、言うことがありまして」

プロデューサーに荷物持ちをしてもらって寮に帰ってくるなり、氷翠がロビーで待っていてくれて。

部屋に戻るまでに一連の報告をした。

氷翠は淡白に「おー、すげー」と感想を漏らすのだが、それも仕方ないのかもしれない。

なにせ、私の後ろにくっついてきている太陽と、京愛と蒼ちゃんが居たからだろうか。

「……その子達と一緒に仕事するのはわかった。頑張れ。で、何でいるの？」

「なんか着いてきちゃった」

「……あー、まあ、その。座ったら？」