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「え?」
どういう状況なのかと太陽や氷翠を見ても、同じ様に何故か感動されている。
訳も分からずにオロオロしていると、トレーナーさんが言う。
「驚いたわこれほどのポテンシャルを持ってるは稀よ。侮ったような言い方をして悪かったわ、ごめんなさい」
「あの、鬼って有名なトレーナーに謝らせた!!」
トレーナーが深々と頭を下げるのも意味がわからず、さらにポカンとしていると、百花がワーワーと騒ぐ。
「た、太陽?」
「何回かダンスは見てたけど、今までは手を抜いてたのってくらい凄かったよ!!」
「ひ、氷翠。アイドルに褒められちゃったよ!」
「安心しなよ、夢もアイドルだったよ」