プロアイドル

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ま、まあ？ダンスの振り付けはおおかた覚えた。

けど。

あまり広くないダンススタジオに複数の『目』が、全ての人の『目』が私を見る。

知ってる子の氷翠や百花、太陽の視線ですら体が竦む。

全面の鏡張りの壁に怯える人がいる。

私だ。

オーディションも受けたのに、緊張が止まらない。

トレーナーは何かを察した顔をしたけど、音楽をかけた。

その時頭が真っ白になった。

いつの間にか音楽は終わっていて、私自身が凄い汗をかいていて、何故か拍手が起きた。