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「あら、見ない顔ね……」
そういったのはこの3人組のまとめ役っぽい少女。
「あ、私は赤坂紅音よ!勿論トップアイドルを目指すわ!」
胸を張り、自信に満ちた姿勢、顔でそう宣言する。
まだ寝静まってる子も多いだろうに、玄関に響き渡る声だった。おかげでまだ少し残っていた眠気は飛んで行ったけれど。
パッチリとした目に笑うと笑窪がでてなんとも愛嬌のある子だ。
元気もあるし人気が出そうだなあと思った。
焦げ茶の髪に赤いリボンで髪をまとめているのはスポーツウェアを着てる事からも運動のためだろう。
「それで、こっちのやる気の無い金髪はね」
「誰がやる気の無い金髪だよ!あ、これは染めたとかじゃねーから。クォーターなの。私は黄昏キレトカ。よろくね」
手を差し出して微笑むキレトカはタレ目に八重歯がチャーミングな子だ。
「………蒼乃白雨」
青みがかった黒髪ロングの切れ目な子はそう言っただけで、プイッとそっぽを向いてしまった。
キレトカと紅音がため息をついた。
どうやらいつもの事らしい。