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やっと一日が終わった。

なんとも長かった様な気がするし、あっという間だった気もします。


直ぐに寝られると思っていたのに、中々寝付けない。

氷翠はそんな私に気を使ってか話しかけてくれる。


「どんなアイドルになりたい?」


闇に溶けるような静かな声。けど、言葉の重みはドッシリと私に寄りかかる。


暗闇に目が慣れてきて少し離れた氷翠のベットに向きをかける。

氷翠は変わらず天井を見ている。


これから何回も聞かれるだろう言葉。その答えはまだない。

黙ったままでも良かったと思う。


「気軽なアイドル」


何となく口にした目標はストンと腑に落ちて、モヤモヤが少しだけ晴れた気がしてそのまま眠りについた。



「……そっか。じゃあ私も」



夢が寝静まった頃を見計らって氷翠は夢に向き直り宣言する様に呟いた。



ようやく一日が終わった。

けれど、これからだ。まだまだ困難は続く。


それでも、はじめの一歩は踏み出せた。

明日は2歩目。




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