表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
48/120

47

プロデューサーが何を言ってるのか分からない。

何も無いし、何も分からないこそ指標を立ててるのに。


プロデューサーは私に上手く伝わっていなかったことを察してか、少し悩み話始める。


「そうですね……」


ミラー越しのプロデューサーは顎に手を当ててブツブツと独り言を話してる。


その目付きがあの、審査員達と同じで少し怖い。


「まずは、振り返りをしましょうか。今回は私のリサーチ不足もあります。かなり不利な戦いでしたから他の子に負けるのは仕方ないと分かっています」


戦い。



まあ、そうだよね。遊びじゃない。

それはそうとして、お前にはまだ無理だと突きつけられてるようで少し辛いな。


そうなんだけどさ。

落ち込むよね。……落ち込む?


「夢さん?」


ボーッとしていた。


「ええっと、そうだな。私は3番目だったんだ」


オーディション会場は会議室で行われた。

新人発掘(仮)

そこで初めて何のオーディションか知ったんだけど。


オーディションに受けにいていた子は4人。

私と太陽。その他2人。


太陽以外はガッチガチだった。


トップバッターは黒髪ロングの子で、まあ、普通。

2番目に私だった。緊張も凄くて上ずってたし、とてもまともな挨拶は出来なかった。


今日「挨拶は大事」と散々言われたのに。分かっていても出来なかった。


太陽はオーディションを受けに来ている子を含めて全員の視線を奪っていった。当たり前だ。


棒立ち挨拶しかしてなかった前3人とは違って全身を使った動きを交えての挨拶。


それだけで部類にかける必要もなかったに違いない。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ