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「えっと……」
「あっ!ごめんね、私は日鳴百花!よろしくね」
「よ、よろしくお願いします」
「それで、それで!!」
「つ、付き合ってないよ。普通に考えてよ」
「うーん、そうかなー。なんかLoveの波動を感じたんだよ!」
「ら、らぶ?」
「あー、夢は私のファンだから」
「うーん、まっ、そういうことにしとくー」
「ああ、うん。よろしく?」
「ねぇ、話を折って申し訳ないんだけどさ」
「ああ、ごめん。プロデューサー暗殺計画だったっけ」
「そんな物騒な話じゃねーよ!?」
「じょ、冗談だよ。あはは……。冗談だから」
だから、私の肩を力一杯押さえつけるのはやめて欲しい。
笑顔のまま、まるで力を入れてるように見えないのは太陽の演技力の賜物だろうか。
こんな事に発揮しないで欲しい。
「キャラだよ」
「ねぇ、氷翠。今って素?」
「あー、そうだね」
「やっててキツかったでしょ」
「まあ。でも課題だったんだよ」
「この後時間ある?」
「後って」
「今日は3時間授業だし、その後」
「えっ、夢。荷解きとかは?」
「何も持ってないから無いよ」
「買わないと!」
「えー」
「身だしなみどーすんの!?」
「……コンビニで」
「却下!」
「あの、作戦会議ってことで、ゆ、夢のさ。その。買い物ついでに相談のってよ。買い物は勿論付き合うしさ」
「むぅ……それで手を打ちましょうか」




