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「このコンテストつーか、オーディションはそういうやつの集まりだろ。何が悪い」

「もったいない。そう思ったのよ」

「ほう?」


「えっと……」

「私は朝日夢」

「うん、夢はダンス上手いよね」

「ええ〜、そうかな?エヘヘ」

「褒められて絆されてんじゃねーよ」

「そ、そそそんなんではございませんが?」


「……でも歌が下手」

「ぐへぁ……」

「だからなんでソロパート歌ってたのかなって」

「なんでって、言われたからだよね」

「そー。ダンストレーナーのいうとおり」

「え、自分たちの意見とか無いわけ?」


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