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凍ったひまわりの物語

作者: 氷精そりゅ

この物語は感情を持ったひまわりが少し奇妙な力を使うことができる人となって始まるストーリー。

このひまわりはいったい何者なのか…。

むかしむかし世界の半分が凍りついてしまった時代があった。

海は凍り草木は枯れ、動物もいない寂しい世界。


その氷は何年経っても溶ける事はありませんでした。

ですが不思議な事にその氷の中から一輪のひまわりが顔を出していました。

葉っぱまで凍り今にも花びらも凍って氷の中に埋もれてしまいそうです。


なんと驚く事にそのひまわりは感情を持っていました。

ひまわりは寂しそうに心の中でこうつぶやきます。

「あぁ、また眠ってしまっていたのか。動く事もしゃべる事もできないなんてつまらない。こんな事なら早く凍ってしまって楽になりたい。」

そのひまわりは思考する事ができたので、毎日そんな事ばかり考えていました。

すると突然天から声がしました。


「おい、そこのひまわり! そんなところでなにをしてるんだ?」と子供のような声で話しかけられました。

ひまわりは訳がわからない状況でしたが、暇だった事と少しイライラする気持ちがあったので返事をしてみました。

「なにをしてるかって言われたらなにもしてないかな」

すると天の声は少しムスっとして返事しました。

「私は神だ! お前みたいな花がなんで氷の上で咲いてるんだと聞いている!」と少し強めに話しました。

それにひまわりは呆れた様子で応えます。

「私だって気が付いたらこの状況だったんだ! 動こうにも動けなくてどうする事もできないんだよ!」と言いました。


すると神はにやりと笑ってこう応えます。

「お前、動きたいの?」

「……………!?」

ひまわりはその質問に少し驚きましたがすぐに冷静になり考えます。

「そういえばこいつ自分の事神とか言ってたな…。」

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