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第八十二話 誤解
公平は急いで帰り家の階段を駆け上がった。
そして雪の部屋へ入った。
真っ暗の部屋の中のベッドの前に座っていた雪は
公平が帰って来たことには気付かなかった。
「真野・・・ごめんなさい・・・お願いだから・・・早く帰ってきて・・・
ないわよね・・・また・・・もうこのまま会えなくなるなんて事・・・
考えられないのよもう・・・あなたがいないなんて・・・あなたのこと・・・
信じられなくて・・・ごめんなさい・・・お願い・・・何処にもいかないで・・・」
雪はそう言いながら一人で泣いていた。




