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第七十九話 報い
キーンコーンカーンコーン♪
「先生!!帰ろ!」公平が雪のそばに来て言った。
雪は帰る支度をしている児島を見ていた。
「先生!!」
「え?何?」
「だから帰ろうって!!」
「あ・・・ええ。」
考え込んでいる雪の様子を見て公平は溜息をついた。
「先生?」
「ねえ真野・・・何か・・・何とかならないかしらあいつ・・・」
「まだ児島の事考えてたの?もう関わらないでって言ったのに。」
「ええ。でも・・・あいつを野放しにするなんて・・・」
「大丈夫だよ!悪い事をしたやつにはきっと何か報いがあるって!」
「そうかもしれないけど・・・」
そして、次の日――――
あれ・・・きょうは児島は休み?
雪は児島の席を見ながら思っていた。
「教頭先生!児島先生は今日はお休みですか?」雪が聞いた。
「さあ・・・何も連絡がないんですよ。」
「そうですか・・・」
キーンコーンカーンコーン♪
二時間目の授業が終わっても児島は来なかった。
≪テゥルルルー テゥルルルー≫
「はい!月影高等学校です!」教頭が電話に出た。
「え?はい・・・わかりました。」
ガチャ
電話を切った教頭の顔は驚いている様子だった。
「どうしたんですか?」雪が教頭に声をかけた。
「児島先生が・・・」
「児島先生が・・・どうかされたんですか?」
「亡くなられました。」
「え・・・?」
雪と公平は顔を見合わせた。




