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荒井雪   作者: うきみ
76/102

第七十六話 反撃

「エレベータで7階に上がって下さい。そこの703号室ですから。」

「わかりました。」雪は電話を切った。


≪ピンポーン≫


ガチャ


「あ、児島先生。」

「荒井先生すみません。」

「いいですか?入らせて頂いても・・・」

「ええ、どうぞ。」

児島は静かにドアに鍵をかけた。



公平はその様子を見ていた。


ん?何か変だな・・・


公平は児島の顔を見ていた。




「矢野さん?!迎えに来たわよ!一緒に帰りましょ。」


返事はなかった。


「矢野さん?」


「・・・・・・」


「児島先生、矢野さんは・・・?」





バンッ!!





突然児島が雪の腕を引っ張り、壁へ突き飛ばし押さえつけた。

雪は背中を強く打ちつけた。


「児島先生・・・!何するんですか?!矢野さんは・・・?」


「そんなのいるわけない。わかんなかったのかよ。案外騙されやすいタイプなんだな。」そう言って児島は雪の首元を手で押さえた。


「え・・・?」


「俺さー、一つの学校で必ず女教師の裸の写メ撮るって決めてんだよね。はっはっはっ。大丈夫だって。襲ったりしないからさ。ただのコレクション。協力して下さいよ。」


「な、何、それ・・・」


「あんた可愛い顔してるから。俺のタイプだしさ。」



公平はそれを見て児島に殴りかかろうとした。

が、その手は通り抜けてしまった。


「くそっ!こんなやつ僕が人間だったらボコボコに出来るのに!何で生霊なんだよ!」



真野・・・



「先生!!いつものお得意のみぞおちだよ!」


「だめ・・・無理・・・力が強すぎて・・・」


「じゃあ膝蹴りだよ先生!」


雪は膝蹴りをしようとしたが児島が近づきすぎて出来なかった。

児島は更に力を入れ雪は動くことが出来なかった。


「そんなに抵抗しなくても。これで気持ちよーく眠れるから。」


小島が何かをポケットから取り出そうとした。


真野・・・・!!助けて!!



「真野!!助けて!!」

雪は思わず叫んだ。



「真野・・・?やっぱお前らそういう関係?」児島は言った。




「真野!!助けて!!」




公平は児島をにらみつけ、震える拳を握りしめた。



ピシッ



何かにヒビがいく音がした。




「僕の先生に・・・」



    

ピシッ  ピシッ



真野・・・

雪は児島に押さえつけられながらも公平の方を見た。




「僕の先生に・・・」



ピシッ    ピシッ


    ピシッ     ピシッ






「触んなーーー!!!!!」







バリーーーーーン!!!






その瞬間、児島の部屋の窓ガラスが割れた。


そして、その破片は真っすぐ児島の方へ向かって行った。

飛んできたガラスは雪を掴んでいる手の甲を攻撃した。


「痛てっ!!」

児島は雪の手を離し血が流れる右手を押さえて言った。

「な・・・何なんだ・・・」



そして再びガラスは児島の顔をめがけて飛び、その頬を刺した。


「うゎーーーーーー!!!」


児島は雪から離れ、その場にうずくまった。


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