65/102
第六十五話 覗くな!
「ごちそうさまでしたっ!」公平は笑顔で言った。
「ごちそうさま。」雪は微妙な顔で言った。
「はい。雪、すぐにお風呂入りなさいね!」雪の母親は片づけながら言った。
げ・・・風呂・・・
雪はニコニコしている公平を見た。
そして公平をにらみ無言で二階へ上がるようあごを使って指図した。
「え?」公平は不思議な顔をした。
雪は舌打ちをして、再びあごを階段に向けた。
「二階に上がれって?」
雪は首を縦に振った。
雪は公平と二階の自分の部屋に入り、ドアを閉めた。
「あーーーーまずかった・・・・最悪・・・私の大好物のハンバーグが・・・」
「え?先生も好きだったんだ!ハンバーグ!」
「ええ。特に母のは大好きよ。これがずっと続くのかしら?何とかならないのかしらね。」
「ごめんね先生・・・」
「あ・・・いいのよ別に。それより私今からお風呂なの。」
「うん!聞いた。背中流してあげよっか?!」
「は?何言ってんの!」
「大丈夫だよ!僕、見ないから!!」
「何ばかなこと言ってんの!」
「あはは。冗談だよ!先生すぐ本気になっちゃってさ!面白いね!」
「面白くないっ!!」
「ははは。」
「絶対に!覗かないでよ!分かった!」
「そんなの覗くわけないじゃんっ!」




