表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
荒井雪   作者: うきみ
51/102

第五十一話 どうなってんの・・・?

あれ・・・ ここは・・・? 病院・・・? 僕・・・どうしたんだっけ・・・?

あ・・・車にひかれたんだ。 誰もいない・・・今は・・・夜・・・?


その時、病室のドアが開き、看護師が入って来た。無言で身体に何かをしている

様子だった。


白衣の天使って・・・こんなに愛想悪いのかな・・・僕の顔がぐちゃぐちゃとか・・・?


作業を終えた看護師は病室の外に出て誰かと話をしていた。


公平はベッドから起き上がった。

僕・・・一体何日眠ってたんだろ・・・なんか・・・気分がいい・・・

僕の顔・・・どうなってるのかな・・・ちょっと・・・トイレ・・・


公平はベッドから立ち上がり、病室を出た。そしてトイレに行き、自分の顔を見てみた。


別になんともないな・・・頭とか打ったのかな・・・


公平は髪を触り、傷口を探してみた。


ケガとかしてないな・・・そんなに長い間眠っていたのかな・・・


あ・・・子犬・・・どうしたんだろ・・・先生・・・ちゃんと埋葬してくれたのかな。


会いたいな・・・先生に・・・ちょっと・・・抜け出せるかな・・・


公平はそのまま病院を抜け出し、外に出て雪の家へと向かった。


あ・・・電車・・・金・・・まあいいや。身体もなまってる事だし、先生の家まで

歩いて行こう。


公平はしばらく歩いた。


≪リンリンリンリン!!≫


あ・・・!自転車!!


公平はかろうじてその自転車をよけた。


危ないな・・・!!もう・・・もういやだよ!痛いし・・・


公平は通り過ぎた自転車をにらんだ。


その直後、公平の身体の中を大きな風のようなものが通り過ぎた。


「うわっ!!」


公平は驚き目をつむり、またすぐに目を開けた。

そして目の前を誰かが走り去っていくのが見えた。


え・・・?今あの人・・・あんなに僕の近くを走らなくても・・・

でも・・・今・・・僕の身体の中から通り抜けていくような感じがした・・・

まさか・・・幽霊かな・・・長い間眠ってたから・・・変な力が芽生えたとか・・・?




あ・・・車・・・!!


通りを歩く公平の背中をヘッドライトが照らした。後ろを振り返った公平は

近づく車が恐ろしくなり後ずさりをした。曲がり角を過ぎた時、再び別の車が

クラクションも鳴らさずに公平めがけて走って来た。



あっ!!・・・


また、ひかれる・・・!!




思い切り目をつむったが、何も痛みは感じなかった。どれどころか車は公平のすぐ目の前に

現れそして消えたような感覚だった。



車は公平の身体を通り抜けていた。




え・・・どうなってんの・・・?




公平は近くのコンビニへと入ろうとした。




え・・・!!






公平はそのコンビニのドアを開けることなく、店の中へ入ってしまった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ