第四十八話 僕・・・死ぬの・・・?
『ピーーポーーピーーポーー!!』
薄れていく意識の中で公平は思っていた。
あれ・・・僕・・・どうしたんだろ・・・全身が・・・痛い・・・
先生・・・荒井雪さん・・・僕・・・死ぬの・・・?
雪は公平と共に救急車に乗った。その閉じたドアの外に亜紀の姿を見ながら。
亜紀は自転車から降りれずにいた。
それから5分ほど経った頃、輝が学校から亜紀のノートを持ってやって来た。
「亜紀!ごめん遅くなっちゃって。先生に呼び止められてたんだ。はい、ノート!
・・・なあ、さっき救急車の音が近くで聞こえたみたいだったけどどっかで事故かな?」
「て・・・る・・・」
亜紀の声は震えていた。
「つか・・・どうしてこっち側にいるんだよ。一瞬探したじゃん・・・」
「・・・・・・」
「亜紀・・・?何かあった・・・?」
「輝・・・どうしよう。」亜紀は自転車から降りた。
「え・・・・?」
「ねえ・・・どうしたらいい・・・?」
「亜紀?」
亜紀の手を離れた輝の自転車は、そのまま道路に倒れてしまった。
輝は亜紀の様子を見て不安がよぎった。
「どうしたんだよ!亜紀!!」
「輝!!どうしよう・・・!!輝!!」
亜紀はその場で泣き崩れていた。
輝は震える亜紀の両肩を掴んで聞いた。
「亜紀!!落ち着けって!!・・・・何があった?!」
「公平が・・・私・・・公平の事・・・」
「公平がどうしたんだよ!!」
「公平の事・・・殺したかもしれない・・・」




