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荒井雪   作者: うきみ
45/102

第四十五話 誰が・・・

次の日――――



キーンコーンカーンコーン♪


「じゃあ今日の授業はここまでね。えーーと真野!ちょっと来て。」

雪は公平を前に呼びつけた。


公平は雪のところへ歩いて行った。

「先生何?」

「ああ、飼い主見つかったから。」

「え!ほんとに!」

「ええ。早速今日連れて帰っていいかな?」

「あ、うん。先生ありがと!」

「ええ。」


その頃A組では―――


「亜紀!」

「あ、輝。」

「今日ちょっと行きたいとこあんだけど・・・」

「うん、わかったじゃあ今日も輝ん家行ってから行こう!」

「オッケー!」

輝と亜紀はまた一緒に教室を出て帰って行った。



公平は今日で子犬に会うのが最後とあって、学校が終わってすぐに公園へ向かった。


よかったな・・・今日はパンと先生のドッグフードで最後の晩餐?!だなっ・・・


そして公平は走った。




だが公園の前で、公平は立ち止まった。



え・・・・?



そして―――


職員室にいた雪も飼い主になってくれるという人との約束の時間がある為に急いでいた。


あーーー早くしないと・・・遅れちゃうわね・・・


「お先に失礼します。」雪は職員室を出た。


雪は急いで公園へ向かった。



一方――――


輝と亜紀は輝の用事を終え、また自転車を押して亜紀の家に向かっていた。


「あ・・・やばい・・・学校にノート・・・忘れてる・・・明日提出だったよね?」

亜紀は机の中にノートを置き忘れていることを思い出した。

「あ、じゃあ俺取ってきてやるよ!足早いし。ここで待ってて!」

「あ・・・ごめん」

輝はその坂の下から学校へ引き返した。

亜紀がふと反対側を見ると雪が急いで公園の方へ向かって走って行くのが見えた。


あ・・・うそ・・・やっぱりあそこで・・・あの公園で公平と会ってるんだ・・・

だめ・・・見ないようにしよう・・・


亜紀はゆっくりと輝の自転車を押しながら坂を上がって行った。




雪は坂の下で曲がり公園を目指して歩き、子犬を抱く公平を見つけた。


あ・・・真野・・・今日でお別れだものね・・・まだ帰るわけないか・・・


「真野?」

子犬を抱き座り込んでいた公平が雪を見上げた。



「せ・・・ん・・・せ・・・」



雪は抱かれている子犬を見て驚いた。



「え・・・?真野・・・?」



「せんせ・・・誰が・・・こんな・・・」





公平に抱かれている子犬の身体は血まみれで死んでいた。


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