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第三十八話 最後だから・・・
「真野!」公園にいた公平に雪が後ろから呼んだ。
「あ、先生!」
「買って来たわよ。はいっ!」雪はコンビニの袋を公平に渡した。
「ありがと先生。よしっ食えっ!」
あどけない・・・とても格闘技やってるやつには見えない・・・
雪は子犬に餌をやる公平の姿をじっと見つめていた。
子犬を撫でながら公平は言った。
「先生・・・明日から亜紀・・・学校来るって。」
「え・・・ほんと・・・?」
「うん。だからもう放課後に先生の事待ち伏せするの、やめるよ。」
「あ・・・そう・・・」
「ねえ、先生!こいつは今腹いっぱいだけど・・・僕お腹ぺこぺこなんだよね。
ここでドッグフード食うわけにもいかないし・・・」
「またラーメン屋に連れていけと・・・?」
「ダメ?もう今日で最後にするからさ・・・」
ま、こいつも色々大変だったし・・・これ以上こいつを
傷つけるわけにもいかないわね・・・
「・・・分かった。私もお腹空いてるし・・・じゃあ行く?」
「はいっ!行きまーすっ!」
公平は笑顔で立ち上がった。




