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荒井雪   作者: うきみ
35/102

第三十五話 押忍(オッス)!

次の日―――


雪は今日も職員室で帰る準備を急いでいた。


「荒井先生!今日も空手ですか?」教頭が雪に話しかけてきた。

「あ、はい。試合に出ることになりまして。」

「あーそうですか!見に行ってみたいですね!」

「あ、是非是非見に来ていただけると嬉しいです」


そして雪は道場へと向かった。


よしよし・・・今日こそは真野はついてきてないな・・・


雪は極永館と書かれている道場へと入って行った。


「押忍!」


雪はドアの前で挨拶をした。


「あ、先生ー!」


げ・・・なんでそこにいる!・・・


道場の中で正座ををし稽古を見学している公平が雪に手を振った。


「真野!どうして分かったの?ここ。」

「あ、昨日先生がトイレに行ってる間にカバンの中見ちゃったんだ。

 そしたら道着が入ってて胸に流派が書いてあったから・・・」


え・・・?あの時いたのかよっ!・・・しかも勝手にカバンの中身を

見るなんて・・・やっぱりストーカーだ・・・こいつは・・・


「それで?」

「後はインターネット検索っ!」


あーーー・・・・なんて便利な世の中なんだ・・・


雪は頭を抱えた。


「先生の道着姿もいいね!」

「うるさい!」



「見学の方!体験されますか?」師範代が公平に言った。

「あ、僕はいいです。今日は見るだけで。」

「そうですか。」


稽古が終わり二人は道場から出てきた。



「先生やっぱ強いね!」



黒帯が何言ってる!・・・



「体験・・・すれば良かったのに。」雪は公平に言った。

「どうして?もし僕がみんなをぼこぼこにしちゃったら先生立場ないでしょ?」

「あ・・・それもそうか・・・」

「一応僕はちゃんとその辺はわきまえてるんで!」



他の事もわきまえとけ・・・



「そう言えば小宮さんどうしてるのかしら・・・あれからもう

 一カ月位経つわよね。」

「うん、輝が毎日病院に通ってるみたいだけど・・・」

「伊藤が?」

「うん。」公平は少し目を伏せて言った。

「そう・・・」


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