第二十四話 告白
亜紀が自殺未遂をした次の日、雪は公平を職員室に呼び出した。
「真野!昨日は本当にありがと。」
「あ・・・うん。」
「でも・・・自殺までするって・・・」
「先生・・・僕・・・まだ言ってないことあるんだけど・・・」
「え・・・何?」
「・・・ここじゃちょっと・・・」
「また・・・ラーメン?」
「あ・・・そこも・・・今日先生帰る時まで教室で待ってるよ。」
「あ・・・分かった。じゃあなるべく早く行くから。小宮さんのお見舞いにも
行きたいし。」
「うん。」
放課後―――
公平は教室で一人で雪を待っていた。辺りは暗くなっていた。そして雪が入って来た。
「ごめんね!昨日の事で職員会議が長引いちゃって・・・」
「あ・・・うん。」
「それで・・・何?まだ私に言ってないことって・・・」雪は公平の前の席に座った。
「うん・・・」
しばらく沈黙が続いたが公平が話し始めた。
「この前、亜紀に告白されたって言ったじゃん。」
「ええ。」
「他に好きな人がいるから亜紀の気持ちには答えられないって・・・。」
雪はうなずいた。
「僕の好きな人って言うのは・・・」
公平はすこしうつむいた。
「ん・・・?」雪は公平をじっと見た。
「先生なんだ・・・」
「・・・・・・」
雪はしばらく言葉が出なかった。
そうだったの・・・?この子は親にあまり、かまってもらえないから私に甘えている
だけだと思ってた・・・
「それを・・・小宮さんには言ったの?」
「うん。亜紀は気づいてたけどね。」
「そっか・・・。それで小宮さんは私に会いたがらなかったのね。ようやく解った。」
「ごめんね先生・・・迷惑かけて・・・。」
「迷惑だなんて・・・」雪は公平の肩が震えているのを見ていた。
「大丈夫よ!今から行こう!小宮さんの所・・・あ・・・でも・・・それは・・・
まずいか・・・どうしよう・・・」
「先生はいいよ、やっぱり行かない方がいい。僕一人で行ってくるから。」
「うん・・・そうね・・・分かった。」
そして公平は亜紀の病院へと向かった。
が、亜紀に拒絶され、病室には入れなかった。




