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荒井雪   作者: うきみ
16/102

第十六 アパート

雪が公平のアパートに近づいてきた。

「はあっ、はあっ、よくこんな坂、毎日毎日上がるわね。さすがガキは体力

 あるわ。」

そう独り言を言いながら雪は公平のアパートの階段を上がった。


「えーっと真野・・・あ・・・ここか。」


雪は公平の住んでいる部屋を見つけインターホンを押した。


ピンポーン


ガチャ


「ごめん亜紀。ほんと僕、熱があがってきたか・・・先生?」

「あ・・・小宮さんじゃなくってごめんなさい。ちょっと心配になって・・・」

「先生来てくれたの?」

「あ・・・ええ、どう?熱・・・高いの?」

公平はその場でよろけた。


バタン!!


「え?真野!!大丈夫??うわ・・・すごい熱じゃない!」

「あ・・・先生来てくれたから・・・急に力が抜けた・・・」

「ち・・・ちょっと入るわよ!」

「うん。あ・・・先生・・・物騒だから鍵・・・かけてくれる?」

「あ・・・分かった。」


ガチャ


公平の部屋のドアが閉まり鍵がかけられた。その様子を亜紀は見ていた。

亜紀の手は震えていた。


なんで・・・?公平・・・なんで私は入れてくれないのに先生は・・・

先生は部屋に入れるわけ・・・?


亜紀は泣きながらそう思った。


なんでよ・・・公平・・・


亜紀は涙を流し、よろよろと坂を下りて行った。

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