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この連載作品は未完結のまま約2年以上の間、更新されていません。
今後、次話投稿されない可能性が極めて高いです。予めご了承下さい。

異世界(転生・転移なし)/恋愛

愛し子スキルは不要です!! エシル・グラティエスはおひとり様での生涯を希望します

「わたし、この人と想い合っています。だから、わたしのことは諦めてください」
わたしは後ろに立つ人物を手のひらで指し示し、はっきりと断言した。
「誰だそいつは!」
怒りのこもった目が、わたしを睨みつける。
「えっと……」
返答に詰まって後ろを振り向く。そこには見目麗しい男性が所在なきままに立っていて、視線が合うと嬉しそうに破顔した。
(……誰なんでしょう?)

・・・

【以下ネタバレ注意/詳細なあらすじ記載】
「愛し子」のスキルのせいで度々男性とのトラブルに巻き込まれるため、生涯おひとり様でいることを望んでいるエシル。
エシルには後悔していることがある。十年前、初めての告白に動揺し「考えさせてください」と言い逃げてしまったことだ。以降は必ずお断りの返事をするよう心がけてきたが、マスフィード伯爵家の令息だけは何度断っても諦めてくれない。彼がとくに強引に迫ってきた日、エシルは恐怖を覚えた。
過去のやりとりから、自分に想い人さえいれば諦めてくれると考えたエシルはその場に居合わせた殿方(アシェル)を巻き込み、お互いに想い合う関係だと偽り令息を遠ざけた。
恋人役はすぐ解消するつもりだったのに、アシェルはそのまま関係を続けたいと言う。
利害関係が一致するため偽装を続けていると思っているエシルは、アシェルの甘すぎる態度に日々翻弄される。しかし、アシェルは本気でエシルを愛しているし、その想いは伝わっていると思っていた。なぜなら彼が、10年前にエシルヘ告白をした初めての人だったから。
その事実を知ったあともスキルの効果で好いてくれているのではと、その頃にはアシェルにすっかりと惹かれていたエシルは思い悩んでしまう。
しかしアシェルには王家の指示で秘匿しているスキル[無効化]があった。それをエシルへ伝えることは叶わない。アシェルはお金は自分が用意するので王都でスキルの詳細判定を受けて欲しいとエシルに願う。
わかったスキルの詳細は「ほんの少し好感度をあげる」という内容。結果に衝撃をうけたものの、ようやくアシェルの想いを受け入れる決心がつく。結婚が決まり、アシェルのスキルを知った。「きっかけも、感情も。一縷の嘘なく僕の想いはすべて本物だったんだよ」
エシルはスキルの影響を受けない唯一の人と結ばれた。
_________
※pixiv掲載予定。横書き用に改行を追加。数字は漢数字のまま。
プロローグ
2021/08/05 23:49
1-溺るる者は藁をも摑む(1)
2021/08/06 01:20
2-溺るる者は藁をも摑む(2)
2021/08/06 07:07
3-雌雄を決す(1)
2021/08/10 05:22
4-雌雄を決す(2)
2021/08/16 03:21
9-肝胆相照らまし(1)
2022/01/03 23:54
10-肝胆相照らまし(2)
2022/01/11 03:40
12-親の労、子知りなん(2)
2022/09/12 04:50
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