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第四章「少年」

途中ですが、いったん投稿します…全然時間がありません…


※少しだけ追加します。


ー1ヶ月後・教室ー


転校生「おはよう、少女!」フウフウ


少女「転校生くん、おはよう…」


転校生「やあ、暑いね!」フウフウ


少女「…しかし見事に太ったわね…昔と変わらないじゃない」


少年(こいつ見るたびに太ってきてるよな…デブ校生じゃん…)


転校生「ははは、病気以来不摂生が続いてね!」


少年(もう少女にモテる必要がなくなったからだろうな…しかしたった1ヶ月で何キロ太ったんだ?)


クラスモブ9「転校生くん、相変わらず少女さんのところにきてるけど、なんかすっかり太っちゃったな…でもそれがまた可愛らしい!」ヒソヒソ


クラスモブ10「だよねー。逆にチャンスなんじゃん?」ヒソヒソ


少年(それでもモテるのかよ…)



クラスメイト「おはよう少女さん!」


少女「お、おはよう」ビクッ


クラスメイト「もうそろそろ夏休みだよね」


少女「そうね」


クラスメイト「あの、夏休みどこかに遊びに行かない?」


少女「え、どこにかしら」(少なくともクラスメイトさんの家じゃないよな…今あの部屋どうなってるのか、怖くて行くことも聞くこともできん!)


クラスメイト「とくには決めてなくて…どこでもいいんだけど」


少女(クラスメイトさんと遊びに行くことならバッチコイだけど…また二人きりだとどんな目に合うか分からないしな…)


クラスメイト「どうかな」


少女「いいわね。考えておくわ」


クラスメイト「ありがとう! じゃあ詳しい話はまたね!」


少年(クラスメイトさんともいい感じだな)



ー放課後・アニメショップー


転校生「少女! ほらこれこれ!」


少女「大きな声で呼ぶなよ…」ヒソヒソ「あ、これか!…っと…」


少年(話題に付いていけねえ…俺微妙にハブられてるやつみたいになってるし…でも少女が来たがってるのに、一人じゃ、ましてや転校生と二人じゃ来れないしなあ。俺がアニメに詳しけりゃ俺と二人で来てもいいんだが…)



少女「ごめんなさいね。終わったわ。帰りましょう」


少年「いや、俺もここで雑誌とか見てたから…」


少女「でもいつもいつもで悪いわ」


少年「大丈夫だよ。ところでさ、今日クラスメイトさんに夏休み誘われてなかった?」


転校生「そうなのかい?」


少女「ええ、転校生くんが戻った後だけど」


少年「大丈夫なのか…?」


転校生(相変わらず少女も少年くんも教えてくれないけど、クラスメイトさんってストーカーばりの愛情を少女に持ってるようだし…)


少女「まあ、一緒に遊ぶくらいは…そのときは少年くんや転校生くんも誘うわ」


少年(こういうとき、最近いつも転校生も誘うよな…まあいいけど)


転校生「僕はいいけど、それクラスメイトさん納得しない…いや嫌がるんじゃないかな」


少女「断るのも悪いし、それよりはいいわ」


転校生「やっぱりクラスメイトさんと二人きりで遊ぶのは避けたいのかな…」


少女「…い、いえ、またパシャパシャ写真撮られると困るし」


転校生(僕らがいてもパシャパシャ撮ってるけど)


少年(クラスメイトさんと遊びに行く魅力には勝てないんだな)



ー終業日・教室ー


ワイワイ ガヤガヤ オワッター カラオケイコーゼー ワイワイ


クラスメイト(ああ、明日から毎日少女さんに会えない…その分写真を撮っておかないと)


クラスメイト「少女さん!」


少女「な、なにかしら」ビクッ


少年(あいかわらずクラスメイトさんにいちいちビビってるな…)


クラスメイト「一緒に帰らない? 夏休みの予定も話したいし…。あ、それはまた『あそこ』で話す?」


少女(また準備室で写真撮りまくるつもりだな…)

少女「でも、みんなカラオケ行くとか言ってるけど…クラスメイトさんといつも一緒の人たちが」


クラスメイト「あ、ボクは今日は遠慮したんだ。それとも少女さんカラオケ行きたい?」


少女「わたしもやめとくわ」(あんな輪の中入っていけるわけねえ)


クラスメイト「じゃあ一緒に帰ろう!」


少女(まあいいか…一応少年を誘って…)「じゃあ、しょう…」


少年友「少年! 帰ろーぜ!」


少年「おう」


少女(くっ、あいつ少年友ともう帰るのか…)

少女「…いえ、帰りましょうか。お話は帰り路でしましょう」


クラスメイト「うん、じゃあ行こうか!」(写真は後でも撮れるよね)



ー帰り路ー


一眼レフ『パシャパシャパシャ』


少女「…もう言っても無駄だと思うけど、とくにこんな往来で写真を撮るのはやめてもらえるかしら」


クラスメイト(ゾクゾク)「ああ、少女さんのその眼…」


少女(やはり喜ばせるだけか…)「…で、夏休みの話じゃなかったの?」


クラスメイト「そうそう! 明日から夏休みだけど、せっかくこんなに長い休みなんだからどこか遠くに遊びに行きたくない?」


少女「例えばどこかしら」


クラスメイト「うーん、どこっていうのはないんだけど…想い出に残るようなことしたくて」


少女「想い出…別にこれが最後の夏休みというわけでもないでしょう」


クラスメイト「でもこの夏は少女さんとこんなに仲良くなれて初めての、特別な夏なんだ」


少女(と、特別な…)///


クラスメイト「だから、例えば泊まりがけとか…」


少女「と、泊まり?!」ドキ


クラスメイト「そう! 合宿とか修学旅行みたいな感じで!」


少女(クラスメイトさんとお泊り! いいのか、これは! うおおぉ……いや冷静になれ、オレ…写真撮られまくりは今と変わらないだろうけど、それが24時間、寝てるときもだぞ… しかし一緒に旅行・お泊り! もちろん一緒の部屋だよな。うわああ! ずっと二人きりは嬉しいような怖いような…でも怖いもの見たさともいうし、まずは思い切って…いやいや! ここで流されちゃダメだ。しかし断るのは…だったら…)


この間0.2秒


少女「いいわね。でも合宿みたいにするなら…」


ースマホー


        (夏休みクラスメイトさんと遊びに行く件だが> 少女

          (泊まりがけでどこかに行くことになった> 少女


転校生 <へえ、いいね)


少年 <自慢かよクソ…羨ましい妬ましい)


   (いや、どうせならおまえら含めみんなで行くことにした> 少女


少年 <前にそんなこと言ってたけど、

    さすがに泊まりで行くのに俺らが一緒ってのも)


     (大丈夫だ クラスメイトさんのオッケーももらってる> 少女


転校生 <へえ、意外だな…)


少年 <マジか)


                         (マジだ> 少女

   (でもどうせ泊まりがけなら、合宿みたいな感じで大勢で

    行った方が想い出にもなるし、楽しいんじゃないかって >少女

           (必死にお願いしたら分かってくれたよ >少女


少年< 嬉しいけど、男が一緒でいいのか? みんな一緒って言っても

    クラスの女子だけでもよかったんじゃ…)


(まあクラス全員ってわけにはいかないけど、男女混合の方が

 合宿っぽいし、お前らとも行きたかったからな        >少女


少年<{泣き顔スタンプ}

少年< 泣かせること言ってくれるじゃねえか)


転校生< 少年くんの言うとおりだよ)


              (しかし今から合宿所みたいなとこ取れるかな

               夏休みとかまさにシーズンだし >少女


転校生< そこは任せてくれるかな)


(あてがあるのか? >少女


転校生< まあ確実じゃないけど、多分ね)


こうして夏休み、みんなで泊りがけの旅行に行くことになったのだった

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