表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/10

4話 港町ハルピンにて

今回は6人パーティのお話です。

 下西大陸・アルフヘイム。最北に存在する国トゥルテヌート共和国の中でも随一の港町ハルピン。海産物が世界的に有名であり調理した海産料理で舌鼓を打つ観光客が多いという。

 昨日町に入った一行は、金髪の男クラウドとはねた黒髪の男ソルを冒険者ギルドに向かわせてから、グロウ、ジーク、アン、アスクは商業ギルドへと向かった。お目当ては海産物の干物、燻製ものだ。


「なあジーク。この辺の干物とかどうよ」

「そうだなァ〜……ざっくりキリよく10ずつくらいでいンじゃねえの? なぁグロウ」

「ボックスの容量どんな具合かによるな。持つのはアンだろう。どうだ」

「20くらいは持てそうだ。これから行く山間部で売り捌けるなら、だけどな」


 赤毛の男ジークと、筋骨隆々の男アンが高級魚の干物を前にしてうんうん悩んでいる。ランクの高い魔物を狩ること自体は楽勝なのだが、干物はともかくとしても燻製は旅を続けていると作成できない。魚というだけでも重宝はされそうだが日持ちがして珍しい味がするものは特に高めに売ることができる。できれば多めに買っておきたいというのが本音だ。

 長い茶髪の厳しい男グロウが、ギルド内をうろちょろするあどけない顔立ちのアスクを制御するように手をがっしりと掴んで「コラ」と叱る。

 

「とりあえず、自分たちで食うぶんも含めて買って仕舞えばいい」

「それもそうだな。お、[[rb:大王烏賊>クラーケン]]の足先だ。ゲソだけでもでけえなァ。こりゃ相当なツワモノとってきたな」

「[[rb:大王蛸>スプルーツ]]も置いてあるぜ、珍しい。[[rb:大王烏賊>クラーケン]]買うし、折角だから[[rb:大王蛸>スプルーツ]]も買っとくか」


 巨大なタコの魔物を香ばしく燻製にした、酒の肴にぴったりの代物があった。他にも白身魚の干物や赤身魚の燻製など何点も購入した一行が次に向かったのは冒険者ギルド。ちょうど出てきたクラウドとソルと合流した。


「迎えにきたところだった。買取はどうだ」

「ああ。[[rb:豚兵>オーク]]を10数匹、[[rb:豚将軍>オークジェネラル]]1匹を買取に出して、[[rb:豚将軍>オークジェネラル]]の肩ロース肉だけ戻したぞ。その分減ったから締めて[[rb:455万>金貨4枚と銀貨55枚]]だ」


 クラウドがブゥンと半透明のウインドウを出してみせる。


「そんなにしたのか。せいぜい合わせて[[rb:100万>金貨1枚]]くらいかと。……[[rb:豚王>オークキング]]もあったからか?」


 買取金額を聞いたアンが感心したようにため息を吐く。ソルが「んーん」と首を横に振った。


「ラッキーなことに[[rb:豚兵>オーク]]からも小さめだけど[[rb:魔宝石>ビジュー]]が取れたんだ。あの集落、当たりだったみたいだぜ」


 比較的メジャーな魔物、[[rb:豚兵>オーク]]。メジャーであるが故に[[rb:豚兵>オーク]]と名のつく魔物は買取に出してもそう高くは売れない。長く生息して[[rb:豚王>オークキング]]くらいになればそれだけで[[rb:200万円>金貨2枚]]の価値はあるが、そこまでのもなかなかいないのが現状だ。

 高く売るには集落を潰して高価な部位だけ売り払う、もしくは運頼りになってしまうが体内で稀に生成されるという魔力のこもった石、[[rb:魔宝石>ビジュー]]が出て来ることを祈るしかない。


「[[rb:豚王>オークキング]]は今、解体中だ。概算だが[[rb:300万>金貨3枚]]は固いと言っていたぞ」

「肉や素材が良質なやつだったか。上々だ」

「[[rb:牛兵>クー]]とか[[rb:牛男>ミノタウロス]]は出したのか?」


 [[rb:牛兵>クー]]とは[[rb:豚兵>オーク]]同様人型の魔物で、見た通り牛の特徴を持っている。牛肉といえばコイツが主原料だ。その上位種が[[rb:牛男>ミノタウロス]]である。

 ジークの質問にクラウドが首を横に振った。ハルピンに到着する数ヶ月前、そこそこ大きめだが解体ができそうな[[rb:鳥蛇>コカトリス]]を倒していたため肉はそこまで急がずとも良い、と判断した。[[rb:豚将軍>オークジェネラル]]の肩ロースだけでも10数キロはあるので大切に使えば何ヶ月かは持つためだ。


「[[rb:牛男>ミノタウロス]]のヒレんとこでさぁ、[[rb:胡椒>ペッパー]]で焼いて食いたいんだよなぁ。美味いし」

「そういえばもうなかったか……ハルピンみたいな大きい街なら置いてるかもな」


 ジュルッと涎を垂らすソル。食料を管理しているアンが半透明のウインドウを出して数量を確認する。再び商業ギルドに足を運んだ。


「[[rb:胡椒>ピミエンタ]]? いくらほしいんだ」

「どのくらい貯蔵されてる」

「それは言えねえな。で?」


 胡椒がほしい、といえばギルドマスターの部屋に通され商談が行われる。脳内で現在の保有量を思い返し、目を細めたアン。


「500グラム。どうだ」

「……[[rb:200万>金貨2枚]]」

「ふっかけてねえよな」

「お前さんらのパーティ、[[rb:円卓の騎士>キュクリア・トラペッサ]]相手にボる馬鹿はいねえだろうよ」


 大昔、胡椒は金塊と同じ重さの値段で取引されていた。買い取るときも、売り相手はなるべく値を釣り上げて売ったに違いない。[[rb:販売元>ギルド]]としての利益も出しつつ売らなければ意味がない。ギリギリの値段なのだろう。

 グロウたち自体はそこまで有名だとは思っていないが、ギルドマスターは一目置いてくれているらしい。ボッたくるような真似はしないと言い切った。


「物は?」

「良質だ。これでも目利きはいい方だと自負しているんでな」

「アンタの目利きを信じねえわけじゃねえさ。……ああ、香りも上等だな」


 出された1粒の胡椒を手にして、アンは爪で軽く削り匂いを確認する。


「これだけの上ものなら[[rb:200万>金貨2枚]]でも安いな」

「だろう。気持ち分上乗せしてくれてもいいぜ」

「俺たちが[[rb:500万>金貨5枚]]でも出したら、今度はお墨付きだとか言ってそれで売るんだろ。代わりに[[rb:黒大蛇>ブラックパイソン]]の革出してやるよ」


 ほれっ、と財布から[[rb:200万>金貨2枚]]を取り出したアンは、ついでにと亜空間ボックスから[[rb:黒大蛇>ブラックパイソン]]を解体した時に切り取った皮を出した。

 流石に商業ギルドのギルドマスターとあって、その上質さと切り取り方に着目する。肉から削ぐように剥がされた皮は品質を保てるよう綺麗になめされていた。


「ハルピンに来る途中の山道で偶然見つけてな」

「ってことは蛇肉もあるのか?」

「そっちは冒険者ギルドの方に卸す分と、俺たちで食う分だ。[[rb:蛇>サーペント]]種の肉なら売るぜ」

「[[rb:大蛇>パイソン]]種がいいんだがな……じゃあこれで取引成立だ」


 胡椒を手にしてギルドを出たアンは、パーティからアスクとクラウドが抜けていることに気がついた。このあとまた別のところでこなさなければいけない仕事があると聞いて、市場に行きたいと駄々をコネ始めたらしい。


「クラウドにお守りさせちまってるな……」

「まあここに来るまでもあれがダメだのと我慢させちまってるし、息抜きは必要だろ」

「それは一理あるが……」


 まあ泣かれるよりましか、と何だかんだ言ってパーティメンバーは全員アスクに激甘いのだ。


 




 ☆


 ☆


 ☆


 ☆


 ☆






 クラウドがアスクを連れて2人きりで市場に来た。活気が溢れていてどこも賑やかで、観光客と思しき人たちが道を往来する。ダボダボの服を着ているアスクは少しだけ怖気づいたのか、隠れた手でクラウドの手をぎゅっと握った。

 露店で売っているものはちらりと見たところ、海鮮を串に刺して焼いたものやぶつ切りにして鍋で煮ているつゆものなど。アスクが最初に食べたいと意思表示したのは白身魚の串焼きだった。


「親父さん、これ1ついくら?」

「おう。1個[[rb:50円>銭貨50枚]]。味は海水塩と藻塩だよ」

「両方を1つずつくれないか」

「あいよっ。[[rb:100円>銅貨1枚]]ねー……ほれっ。熱いから気ィつけな。そっちの〜……嬢ちゃん? 坊主?」


 クラウドが交渉すると、意外に安い。庶民向けの露店だからだろうか。[[rb:50円>銭貨50枚]]ならまともに働いている家の子供が10日に一度くらいは食べられる金額だ。

 受け取ったクラウドがアスクに手渡すと店主が話しかけてくる。ダボついた男物の服を着ているアスクは髪が長い。どちらか一瞬分からなかったのだろう。首に包帯のような巻き方でリボンを結んでいるから、それも原因かもしれない。


「男だよ。女の子みたいに可愛いだろう」

「ああ。美味いか坊主」


 クラウドが海水塩の串焼きに齧りつきながら答えると、アスクも答えるようにこくんと頷いた。「そうか悪いな」と言いながらカウンターから身を乗り出して味を聞いてくる。

 にこにこしながらアスクは何度も頷いて見せた。


「すまないな。こいつは攻撃を受けて声が出せないんだ。長い付き合いなら言いたいことも分かるんだが……」

「そうだったか。ま、そんなに美味そうに食ってくれりゃ俺も嬉しいよ」


 そんなに美味そうに食ってくれるからいいこと教えてやるよ、と店主は露店から出てきて、出店している通りの奥を指さす。


「この通り沿いに店ぇ出してるフランクの精肉店に行ってみな? ついさっきギルドが良質な[[rb:豚兵>オーク]]入荷したみたいだから、メンチカツ作ってるかもしれねえ。[[rb:鳥蛇>コカトリス]]100パーセントのソーセージも人気だしよ」

「そうか……情報ありがとう。早速行ってみるよ」


 串に刺さった魚がすっかり骨になって、店前のゴミ箱に捨ててから移動する。先程より込み具合が増していて、アスクははぐれないようにクラウドと手を繋いだ。

 言われたフランクの精肉店は少し歩けばすぐ見つかる。威勢のいい女将が声を張り上げて、元気よく肉を売っていたからだ。すれ違う人たちが「フランクのお肉屋さん」という単語を口にしていたのもある。


「おばちゃん、メンチカツあるじゃん。2つちょうだいよ」

「あいよ」

「アタシはソテーにしたいからさ、[[rb:豚兵>オーク]]のいいとこぶ厚めに切ってよ」

「酒でくいっと、かい? いいねえ」

「[[rb:牛兵>クー]]と[[rb:豚兵>オーク]]の合い挽きをくださいな」

「おっ、今日はハンバーグ? チビども喜ぶだろ」


 常連ばかりなのか、客が誰なのか正確に把握して話しかけていた。肉屋に近づくにつれて[[rb:豚兵>オーク]]の油、ラードで揚げている甘くていい匂いが強くなってくる。たった今串焼きを平らげたばかりだが、アスクから「くう」という小さな腹の虫の音が聞こえてきた。


「惣菜系も色々あるな。一番人気は……メンチカツだってよ」

「……」

「ははっ。「せっかくだし全部食べたい」か。アスクは欲張りだな」

「……」

「確かにな。旅してたら焼く、煮る……そんくらいしか調理出来ないし、揚げ物なんか街でもデカくなきゃ食えない。そうだな、金もあるし全種いってみるか」


 じいい、と目で訴えるアスク。正確に読み取ったクラウドは半透明のウインドウを開いて持ち金を確認し、ずらりと伸びる列に並んだ。

 慣れているのか女将の客さばきは見事なもので、長かった列は意外にも早く短くなっていく。ついにクラウドたちの番になり、女将が景気よく挨拶をしてきた。


「お客さん初めて見る顔だね。うちは見ての通り、メンチカツが人気さね」

「ああ。惣菜を全種、1つずつくれないか」

「おーお客さん太っ腹! ちょいと待ってな」


 カラッとたぬき色に揚がった惣菜を手際よく、木製の入れ物にひょいっと入れていく。木工店があるらしい。商業ギルド直営店だろう。


「はいよっ。全部合わせて[[rb:2000円>銅貨20枚]]」

「分かった」


 ウインドウを出していたクラウドは、表示されている金額部分をタッチする。その後出てきた貨幣一覧を触り、「銅貨」と選択して20と数字を打ち込んだ。

 亜空間ボックスから出てきた革袋をそのまま女将に手渡し、木箱を受け取る。


「ほらアスク。底の方熱いから気をつけろ」

「……」

「ありがとうございましたーっ! はい次のお客お待たせェ!」


 羊皮紙の包みをもらったクラウドは木箱から揚げ物を1つ摘み上げると挟み込み、アスクの手にある木箱と交換した。

 アスクが揚げ物にふーっと息を吹きかける。程よく冷めた揚げ物を勢いよく頬張ると、ザクッと小気味いい音を立てる。口周りに揚げカスを付け口の中ではふはふ冷ましながら咀嚼し嚥下した。


「ン。確かにこれはハマるな。[[rb:豚兵>オーク]]の油を絞って揚げてるんだろう。ほら、[[rb:豚兵>オーク]]の肩ロースとか、お肉を焼いた時に出るあまぁい脂だよ。アスク好きだろ」

「……」


 同じく木箱から羊皮紙で掴んで取り出したクラウドも食べる。

 じゃがいもを潰した田舎のコロッケ。ハルピンの特産品、海鮮をふんだんに使ったコロッケ。[[rb:豚兵>オーク]]のロース肉を贅沢にまるまる1枚使ったトンカツや、ヒレ肉を手切りで荒くミンチにした特製メンチカツ。

 珍しい[[rb:鳥蛇>コカトリス]]の腸詰めは皮が張っていてパリッと音がする。[[rb:豚兵>オーク]]や[[rb:岩鳥>ロック]]の燻製もも肉で作ったハムと、ハムカツは味が濃くて酒が進みそうだ。

 脂身が少ない鳥系の胸肉で作ったチキンカツは食べごたえ十分。


 どれも、人気の理由がよく分かる逸品揃いだった。


「これは人気なのも分かるな。グロウたちにも食わせてやろうか」

「……(こくん)」


 クラウドの提案にうなずきを見せるアスク。再度列に並ぶと、同じものを3つに増やして再購入した。


「全部で[[rb:3万円>銅貨300枚か銀貨3枚]]だよ」

「銀貨で支払う」

「あいよ。うちは高額のものは釣り銭無しで頼んでるんだ。できるかい」

「ああ」


 先程の銅貨と同じように選択して支払うと、大きな木箱に次々と詰められていく。大量購入のお礼だと、特製メンチカツを少しおまけしてもらった。


「ギルドに良質な肉が入らないと作んないんだ。お客さんたち運が良かったね」

「だな」


 多分俺たちが売った肉かな、とクラウドが片隅で思う。

 フランクの精肉店を離れた2人は、近くにあった別の屋台に足を運んだ。大きな鍋が火にかかっていい匂いを漂わせている。


「今買ったこの揚げ物たちは俺のボックスに入れておくから、今度はこれ食うか?」

「……」


 鍋は2つあり、片方は潮汁、もう1つは赤く染まっていた。


「いらっしゃい」

「こんにちは。スープが欲しいんだが、赤い鍋は何味なんだ?」

「赤い鍋はこの辺で栽培されてる農産品、[[rb:トマト>トメティ]]だよ。潮風に負けない品種で、もともと甘いやつなのを煮込んでるから甘くて美味しいよ」


 これだよ、と実物の[[rb:トマト>トメティ]]を見せてくれる。真っ赤に熟れてハリ・ツヤが見惚れるくらいに美しい。


「こっちの潮汁はトッピングで[[rb:青トマト>ブルートメティ]]を乗せてるんだ。こっちも美味いぞ」

「[[rb:青トマト>ブルートメティ]]? 青臭くはないのか」


 まだ熟れていなさそうな青い[[rb:トマト>トメティ]]をカウンターに置いて、赤と青が並ぶ。


「こっちの赤い[[rb:トマト>トメティ]]とは違う品種でな。これでも熟れてるらしい。固いが美味いぞ」

「ほお。……じゃあ両方もらおうか」

「1つ[[rb:500円>銅貨5枚]]だ。合わせて[[rb:1000円>銅貨10枚]]だな」


 木の器に注がれた汁物を店主から受け取り、クラウドはまた「熱いぞ」と声をかけてアスクに渡す。今度はその場で食べないで、近くに広場を見つけたのでベンチに腰掛けた。


「そういえばグロウたちの用事は済んだろうかな。アンも胡椒の取引、うまく行っただろうか」

「……」

「だろうな。アンは交渉事がうまいし、グロウたちの方も調べものだけだ。多分ケランのギルドマスターに頼まれた例の件だろう? あれは調べ物だけでも時間がかかるものだからな」


 互いに半分まで食べたところで器を交換した。すべてを平らげて食器を屋台に返却したところで「おおい」と声をかけられた。


 アンだ。


「探したぞ2人とも」

「悪いな。あそこの広場にいたんだ」

「なるほどな。アスクも満足そうで何よりだよ。こっちもギルマスの頼まれごとは終わったぜ。グロウたちは先に家へ行ってる」

 

 アスクが満面の笑みでアンに駆け寄った。嬉しそうに髪をぐしゃぐしゃかき回したアンが親指を借家の方へ向ける。

 クラウドが1つ、うなずいた。


「そうか。実はこの街で人気だという揚げ物をみんなの分も買ったんだ。戻ったら食おうよ」

「お、揚げ物か。旅の道中じゃあ揚げたものなんかまったく食えねえからなァ。揚げ油の処理なんかもあるし」

「アスクと同じこと言ってるぜ。ものは俺のボックスに入れてあるから揚げたてが食べられる。期待してくれていい」


 鍛えられた男たちの間にすっぽり挟まるアスク。クラウドと手を繋いでいたアスクはアンとも手をつなぎ、自分の頭より上にある顔を交互に見て嬉しそうな顔をした。と、同時にお腹の虫が「くう」と空腹を訴えた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ