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15

短めです

遊佐たちは困惑していた。凍らされたと思ったら直ぐに動けるようになったからだ。どうやしら遊佐たちは一瞬だけ凍らされただけらしい。


「…あの状況の説明をしてもらうことは可能ですか?」


そんな遊佐たちへと近づき、状況の説明を求めようとしたが足が不自由な為、りんは大声で説明を求めた。それに応じたのはユリアでユリアは今の状況を簡潔にまとめて説明をする。


「そうですか…私の頼みを聞いてくれますか?」


その説明を聞いたりんは陽子を助けるために真剣な顔つきで遊佐たちがいる方向を見る。


「なんだ?」


長刀を使って遊佐の姿を黒兎から元の姿に戻そうと集中しているユリアの代わりに今度は遊佐が口を開いた。


「私には移動する手段がありません。なので私をあの女性の元へ運んでくれませんか?あの女性を助けたいんです」


りんは真剣な眼差しで遊佐たちを見つめる。


「それは勿論かまわない。俺たちの目的はあんたらの救出だから…でも何故だ?あの女とあんたは店員と客の関係だろう?」


元の姿に戻った遊佐は問いかけながらりんへと近づき、ユリアはそんな遊佐のあとを追う。


「私の魂はオリジナルと同じらしいのです。意識を失っている時にオリジナルの父親から言われました。ですが記憶がありません…なので彼女を救出し、オリジナルの話を聞いてみたいのです」


りんは自分へと近づいてくる遊佐はたちの姿を目で追いながら答えた。


「そうか。わかった。何が起きても驚かず、大人しくしてろよ?」


遊佐は自身の影を伸ばして大きな手の形へと変化させ、その影でりんのことを鷲掴みにした。りんは内心、驚きはしたものの大人しくしている。


「…あとは今後の作戦とどこに行ったかだよな」


遊佐はりんの体を宙に浮かせながらユリアへと目を向ける。


「行方はしらみ潰しに探すしかないでしょう。彼をいいように扱う為、意識を刈り取られた彼女のことはお任せください。氷をどうにかさえしてくれれば私が彼女に呪いをかけ、強制的に起こして見せます」


ユリアは持っていた長刀を遊佐に見せるように前へと出した。


「行方ならオリジナルの気配を微かに感じるので案内できますし、オリジナルが発する氷は私が対処できます。それなら足が動かなくてもできそうです」


りんはユリアに続けて声を上げる。


「じゃ俺はあの男ともしかしたらいるかもしれないその他大勢の足止めか。研究で肉体を強化していたら少し厄介だが、まぁ大丈夫だろう。案内頼む」


遊佐は少し考えたあと、りんへと目を向けるとりんは静かに頷いたのだった。


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