また、恋愛に失敗した
僕は今、好きな人に告白しようと思う。放課後になり決心した僕は彼女が帰っている所を止めて勇気を出して言った。「す、好きです!僕と付き合ってください!」精一杯声を出して言った。
かなりの間が空いた。僕はすごくドキドキしていた。初めてではながやはり慣れない。待っているとついに彼女が返事をした。
「えーっと…ごめんけど誰?知らない人にはちょっと…」
「ふぇ」
情けない声が出てしまった。
「私バイトあるから行くね」
「ちょ…え?」
僕は顔面ブルースクリーンになり完全に固まってしまった。
家に帰りソファーにおもいっきし頭から水泳の飛び込みのようにダイブした。
「な、なんで…え?僕のことを知らない?同じクラスだよ?しかも隣の席だよ?ハ…ハハッ!」
完全に狂った感じになった。若干夢の国のネズミが混じりながら。
「ンバァーーーーー!!」
ついにはVTECまで入ってしまった。
「兄貴ーいっしょにモ○ストやろー…ってどしたの?」
「あぁ聞いてくれ実はヌベヂョンヌゾジョンベルミッティスモゲロンボョでさぁ…」
「ありゃー兄貴またフラれたの、かわいそうに…それじゃスマホだけ貸してーア○サー私持ってないから」
「ああ、って少しは話聞いてくれよ。兄貴絶賛アンニュイなんだぞ?あとモン○トは後でいっしょにやろ?」
「いやだって絶対兄貴が悪じゃんそれ。覚えられてないとかよっぽどだよ」
「確かに…だが俺は!」
「質問していい?」
「な、なんなりと」
「その好きな人と話したことある?」
「ないことはない」
「その人に話しかけてもらった事は?」
「い、いっぱい話したと思うから思い出せんなー」
「どんな会話?」
「あーえー好きなF1選手とか?」
「いやなにそれ、じゃ最後ね」
「髪切ったのいつ?」
「んー一年前とかじゃないかなー」
「そりゃ覚えられんわな」
「ファッ!なんで?」
「いやあたりまえでしょ、髪で顔見えんわ話したことないわまず持って話しかけられたことない…ダメダメじゃん」
「いや、髪が長いのはチャラい感じが出したくてな、ほらやっぱ女子ってチャラいの好きじゃん?ウェーイとかいってるやつ?
アレで俺はやってたんだよ!」
「じゃあまずヘアセットって単語知ろ?そしてウェーイとか陰キャの兄貴ができるわけないじゃん。告白する資格なし!」
「うわぁー!!」
まるでジョン・メイトリックスに崖から落とされたような声が出た。
「兄貴前にもこんなことなかった?少しは勉強して」
「私は知らん!私は知らんぞお前ぇ!」
「大和田の真似しなくていいから…とにかく成功したいなら努力しなきゃ」
「ぴえん」
「まったく…早く○ンストしよ?」
「じゃけん夜いきましょうねー」
翌日学校に行ったら僕は「童貞無彩色」というあだ名がついたとかついてないとか。
おわり
見てくれてありがとう!今思い出すと昔のおれやばいねうん。でもメンタルの強さはすごいね昔の俺。いや、そんな昔でもないか。今はいくぶんましになりましたよ…(どうでもいい)
皆さんも告白するとき僕のようにならないでくださいね!
たまにふと思い出してオンギャー!ってわめくはめになります。
それではまたいつか。




