1/1
エピローグ
俺の名前は 天宮 一鬼
享年18歳にして異世界に転生した勇者である。
この世界は魔王に侵略され存亡の危機に追いやられていた。そこで日本で若くして亡くなった者を異世界の勇者として送り込み魔王を討伐しようと考えたらしい。誰が考えたかって?俺をこの世界に送り込んだナンタラって女神さんだ。何か俺が選ばれた10人の勇者の10人目で先にこの異世界にいる9人の勇者と協力して魔王を討伐して欲しいとのこと。
だが、俺はこの異世界に降りたって魔王討伐は諦めようかと思っている。
何故なら・・・俺は自分のスマホのトークアプリを開いて「女神」という友人のトークをひらく。するとそこには『勇者のうち7人が裏切って魔王軍の幹部になったそうです。頑張ってくださいね( ´ ▽ ` )』とメッセージが届いていた。
「なめんな!」
俺は異世界に降りたって早々にスマホを投げつけた。