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ステータスMAX勇者とエッちぃ魔王の異世界実況配信バトル〜俺と魔王のいちゃつき動画が流出しちゃって謝罪会見するハメに〜  作者: 綾野智章
第八章 クエスト出発前準備。パーティ編成、装備調達。配信にはスポンサーが必要だよな!
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20話 クエスト受注!鷲馬ヒポグリフを討伐せよ!

【前回までのあらすじ】

ギルドでの登録を済ませた主人公イセキン。と聖騎士ツァラがクエストを見つけてきた。報酬がエクスカリバーなので、嘘くさいなと思いつつ、2人はクエストの説明を受けることにするのだ。

 クエストの発注主の名は武器商人ホルドマン。周辺国にも武器や防具を輸出しており、ヒュードルの街でも有力の富豪だそうだ。


 地図を頼りに俺たちは館の前までやってきた。

「ここだな。ホルドマンの館というのは。入ろう」

 ツァラはそう言って門を叩く。

 

 富豪だけあって、大きな家だ。

 説明会の部屋に通されると、部屋中に冒険者がぎっしりと。

「なるほど、沢山の冒険者が依頼に殺到するからこその、説明会形式なのか。すごい規模だな。普通は依頼主からのクエスト説明は、1対1で受けるもんだがな」

 

「おや〜誰かと思えばぁ。イセキン君じゃニャいかー!君たちもエクスカリバーを求めにやってきたのかニャン?」

 特徴がある声がすると思えば、そこに居たのはネコ子だった。


「あ、ネコ子さん。こういうクエストにも参加するんですね。てっきり水見式の 《ライブ》しかしないのかと思ってました」

「ははは。そんニャ〜。水見式の様子はあくまで 《ライブ》のネタでしかニャいよ。ボクだって冒険者の端くれ。クエストの受注ぐらいはしニャいとね」


「シっ。ふたりとも、来たぞ」

 部屋に入ってきたのは、いかにも金持ちそうな肥えた体の持ち主。大富豪を裏付けるかの如く高そうな宝石を幾つも身に付けている。

 

「冒険者の皆さん、お集まりいただきありがとう。このクエスト依頼主のホルドマンです。此処数年ヒュードル山脈に、強い魔物が巣食うようになりました。今までは我々の自警団でなんとかなっておりましたが、ここ最近はまるで歯が立ちません。原因はヒュードル山脈でも一番の霊峰、リュスタ山。

 その山頂にエクスカリバーがあり、魔物が聖剣の力を吸収しているからではないかと考えております。これでは私どもの事業がまともに立ち行かなくなってしまいます。どうか冒険者の皆さんのお力をお貸しください」


「質問だ」

 屈強な冒険者だろう、野太い声が発せられた。


「大体の事情はわかった。しかしそのエクスカリバーという情報は確かか?こっちは命をかけて魔物討伐を行うんだ、ガセ情報だったらたまったもんじゃねえぜ」

 もっともな質問だ。さてホルドマンはどう答えるか……


「おっしゃることはごもっともです。ただ残念ながらエクスカリバーであるという確証はございません。従いまして、山頂に聖剣があろうとなかろうと、山頂の魔物を討伐してただいた冒険者に1億Gを報酬としてお渡しいたします」

「お〜!」

 ざわつく場内。流石に1億のインパクトはでかいか。ホルドマンは湧き上がるどよめきを「まあまあ」と言わんばかりに片手で制す。


「我々は討伐の連絡をうけたあと、二度と山頂に魔物が寄り付かないように、結界を施すつもりです。リュスタ山の山道は隣国との物流の要。是が非でもモンスターから奪還したく、ご協力いただきたい」

 ふむ。ホルドマンは嘘はついていないようだな。正直に話している。


「はいはーい。質問でーす」

 今度はネコ子が手を挙げる。

「山頂の魔物の詳細を教えてください。ボクの予想だとおそらくボス級の魔物が居るはずニャんだけど」

「ご推察通り、山頂には強力な魔物が存在します。山に巣食う鷲馬しゅうば、ヒポグリフです」

「ニャるほどー!ありがとうございまーす!」

「他に質問はございせんか?では、冒険者の皆さんご協力を、重ねてお願いいたします」

 そう言って説明会は解散した。

 

「ヒポグリフ……知らないモンスター名だな。ツァラ、ヒポグリフってどんな魔物なのか知ってるか?」

「んー。確かグリフォンと馬の間の子で、前半身が鷲、後半身が馬だったかな……」

 お、なんかグリフォンなら聞いたことがあるな……


「ヒポグリフなら僕は良く知ってるよ!なんたってネコの天敵だからね!アイツら馬も好物だけどw」

「ネコ子さん!」


「ヒポグリフは力、体力、防御力、俊敏性など身体能力は極めて高いニャ。でも所詮魔獣の類だニャン。頭はよくない。だから魔法を使えば、それほど討伐は難しくないモンスターだと思うニャ」

「へえーそうなんですか」

「ねえ、イセキン君、ボクを君たちのパーティに入れてくれニャいかな?」

「それは歓迎だ。私はツァラよろしく」

 え!?即決!?


「お……おいおい!いいのか?素性がよくわからないヤツを入れても?」

「配信魔法が使える仲間はどうしても必要だ。アナチューブのチャンネルを開設したはいいが、《ライブ》が行えるのは、配信魔法が使える配信師のみ。

 さっきの水見式 《ライブ》は視聴者数15万ビュー。しかもネコ子は木属性と申し分ない」


「ん?属性は何か関係あるのか?」


【次回予告】

クエスト説明を受けた主人公イセキン・聖騎士ツァラ。さらに配信師としてネコ子も加わる。いざ準備を整えようとした時、またも魔王が現れる。そこには強キャラのメーロンもいた。

次回、第21話:「く……殺せ」メーロンの圧倒的戦闘力!

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