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女子論

作者: 銀座スワン

見ず知らずの女子から耳を疑うような言葉を浴びせられた経験があるだろうか。

僕はある。

それは圧倒的に、「キモい。」「誰。」などというネガティブな言葉である場合がほとんどだ。シチュエーションは様々で、信号を待っていただけの時もあるし、横断歩道を渡ろうとした矢先に言葉の暴力の矛先をむけらたこともある。

時には、鼻で笑われたこともある。「かわいそう。」と勝手に同情されたこともある。

あまり魅力を感じない女子からの攻撃は心のガーゼを用いれば、なんとか治療できるのだが、いわゆる清楚系にカテゴライズされるであろう女子に対してだけはどうすることもできない。また、悲しいことにそのような女の子に矛先を向けられることが多い。唯一の復讐といえば清楚系の女の子が出演するエロビデオで半狂乱になりながら最大出力の射精をすることだ。あの快楽は本当にたまらない。僕は、このために生きているのではないかと思ったこともある。僕は変態だろうか。

小汚ない関西弁で捲し立ててやりたいと切望するのだが、それは僕の本意ではない。

僕は、彼女のすべてでもって僕を拒絶して欲しいのだ。日常の一コマで完結してほしくない。漫画の中のありきたりなふきだしだけで僕を拒絶しないでほしい。余白のすべてでもって僕色に染まってほしいと切に願う。具体的に、僕のどこをキモいと思ったのか。何が、そんなに彼女を不快にさせたのか。あらゆる説を考察し、朝勃ちした陰茎のようにかたい論理体系でもってA4用紙にまとめて僕につきだしてはくれないか。

あわよくば、就寝前に「そういえば今日あんな変な奴がいたな。」と思い出してでももらえたら、なお嬉しい。


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