表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

黒が無難なはずがない

作者: 新月 望

 黒を無難な色として認識している人が多いような気がする。


 たくさんの色を混ぜると黒になるように、黒ほどカラフルな色は他にないと思う。

 

 そして黒の持つ意味は多過ぎる。


 冠婚葬祭でも黒は大活躍だ。


 そんな黒達をなんとなく着てしまう人達は、一体全体、どんなつもりなのだろう?


 そもそも、黒の服が無難とされている世の中が怖い……。


 闇や死を連想する色はなんだ? 


 やはり黒だ。


 黒が普通な世界。


 真っ黒な世界。


 この黒い世界への、せめてもの抵抗として、僕は真っ赤な服を着る。


 なぜ白じゃないのかって?


 白だって、似たようなものだ。


 正義や天使を連想する色は?


 そう、白だ。


 なぜ、不自然なまでに、このようなイメージが、人類全体に浸透しているのか?


 白は正しさの象徴のようにも感じる。


 そして、何よりも怖いのは、白を正しさの象徴として、いつの間にか認識してしまっている自分自身だ。



 黒の服しか着ない友人のことを思い出し、短い何かを書いてみました。


 日常生活に黒があまりにも自然に溶け込んでいるのが何だか不思議な感じがしますね。




哲学と魔法をテーマにした連載も書いていますので、もしよろしければ、読んで見て下さい。

タイトルは『世界で唯一のフィロソファー』です。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ