表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

タイムマシンの作り方

作者: ささき

あなたは『タイムマシーン』の起源を知っていますか。


その歴史は古く、中世ヨーロッパまで遡ります。


「マシーン」と称されるものが世に現れ始めるのがこの時代なので、最初期に生じた概念といえるでしょう。


ではどうやって『タイムマシーン』という概念・言葉が生まれたのか。




当時まだない機械式の時計を作ろうと試行錯誤していた職人の前に未来人が現れ、腕時計を見せると職人は言いました。


「これこそ『タイムマシーン』だ」と。

作者なりの解説


タイトルと一行目ではタイムマシーンが作れるかのような気をさせて、「未来の話なのかな・空想の話なのかな」という段階


二行目で現実よりも昔の話が出てきたことで、話がいつなのか・異世界なのかわからなくなります


三行目の記述は作者がちょろっと調べた現実の事柄であり、読者にイメージされる「現実世界の中世ヨーロッパ」にある程度話が固定されます


四行目でこの話に出てくる『タイムマシーン』が概念としてのタイムマシーンであることが明かされます。SFじゃないんだなこの話は。と


すると五行目でいきなり腕時計を持った未来人が現れます。いつの時代に出来たものかはわかりませんが、機械としてのタイムマシーンはあったのです。そして話の主題である『タイムマシーン』とは[時間旅行の出来る空想上の機械]ではなく[時間の機械]だったことが分かるという仕掛けです



作者は道筋を描いてその上をなぞるように物語を書き読むわけですから「この文はこんなような意味だ」などと身勝手な読み方を出来ますが、読者にそのニュアンスを伝えるには様々な障害があります

自分の技量ではそれらを取り除けないので、本編より長い解説をつける形になりました

「解説を見てもここをそんな風には読み取れない」というようなことは作者自身には気付けない事柄ですので、お気づきの点がありましたらぜひご連絡を

その他感想もお待ちしております

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] 自分は解説があって良かったと思いますよ。 むしろなかったら「?」となっていたかもw 理解力の低い私に対して親切な作品でした。
[良い点] 思わず納得! [気になる点] 解説はここに書かなかったほうがよかったかもしれません。読了後の満足感がなくなりますし、解説の方が本文より長いというのはさすがに……。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ