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Perfect World  作者: M78星雲人(光の戦士)
第1章
2/21

1-1

リメイクしました。

前よりは良くなったと思います。

ただ起承転結が章を通してしかできないので1話1話では起承転結にはなってないと思います。

スミマセン…。


 誰も気づかない間に革命は進んでいた。

 より平等でより平和でより完璧な世界を作るための革命が誰も気づかれないところで進んでいた。

 西暦2080年、少し未来の世界でのこと。


「……やってしまった……」 

 この世界では少し特別な存在の彼、吉川勝馬(よしかわかつま)はパソコンと考えることが好きな高校生で、今回もトラブっていた。


「バックアップとる前にデリートしてしまった……これはめんどくさいことになるぞ……治せるかな……」

PCにバグやトラブルなんかつきものなのだが、もう数えることが出来ない程のことだった……。

 普通データやプログラムはバックアップ、つまりデータを保管しておいてから削除するのが普通なのだが、バックアップの事を忘れて、消してしまったのだ。 

 データ復元はできないことはないが、容易ではない。

 時間も手間もかかる……。


(まいったな、そろそろ学校の時間か。いったん忘れるか……。しかたない)

 一応彼も学生なので、学校には通っているが、しかし、この時代は完全に形が変わっている学校が多い。


 この時代ではネットワークを介してオンラインで授業を受けている。パソコンの前で。

 もちろん今まで通りの学校もある。しかし減っている。


(家の中からの授業は楽でいい……雨が降ったりしたらウザいしな。外出たくない)


 授業は基本、家の中で受ける。特別活動や体育や音楽などの授業は選択すると受けることもできるが誰も受けようとしない。あまり価値観を持てないのだろう。

 校舎のようなものもあるので登校しようと思えばできるがあまり誰も登校したがらない。

 

 勝馬は、パソコンの前でヘッドフォンを付けてモニタを見ていた。

 実はこんな状態でも授業を受けている。

 家の中で、座って、パソコンに向かい合ってる状態でも授業中である。


 要するにモニタを介して先生の授業を聞いたり見たりしている訳だ。

 そしてこの映像は録音や録画もできる。そしてデータを保管していると便利である。

 今までの授業は、見逃し聞き逃しに対応できないのだ。教室で授業を受けているとどうしても見逃し聞き逃しがあるはずで、そう言ったことに対応できないのだ。


 映像データや音声データなどないから。また、何度も聞けた方がいいに決まっている。データ化されたものなら何度でも聞けるし見れるから合理的なのは言うまでもないはずだ。


 アナログの授業ではそれが出来ない。非常に非合理的である。また、あまりに無駄が多いし、

向き不向きがある。


 また、授業に関しても直接授業を受けなくてもいいのだ。直接先生の話を聞いてもいいが、ある程度の理解力のある人間は、過去の授業の映像を見てそれだけで勉強してもいいのだ。その上で自分が分からない事だけを質問するといった形でもいい。

 実際その方がいいだろう。

 今までの授業は先生が教室で生徒が聞いてても聞いてなくてもベラベラ喋ってるだけであったため、あんまり意味がないのは明白だ。

 そんな無駄はオンライン校にはない。


 そして勉強中の勝馬は……。

(スコーン最高……)

 何やら、スナック菓子のようなものをボリボリとかみ砕くような音が部屋に響いていた。

(うまい……) 

 勝馬はお菓子を食べていた……。


 この学校は授業中でもお菓子やジュースぐらいなら大して問題ない。

 オンライン校の教育方針は昔とは変わっている。

 

(勉強……いつも面白くないな……)

 と、勝馬は考えている。

 しかし、まあ誰しもそう考えるだろう。勉強が面白くないのは当然だ。

 そして勝馬は暗い性格である。家にいることが多い時点で明るいとは言えないしそんな印象もないだろう。

 学校も含めてあんまり外に出ずに家にいることが多い。

 友達はいるが、ネットで話したりすることが多い。リアルでも遊ぶことはあるがネットで連絡がダントツで多い。

 引きこもりとまではいかないが引きこもりがちだ。


(眠い……)


 確かに、勉強中は眠くなる。まあ仕方がない。これも当然だ。

 人間はやりたくない事をしているとき、つまり興味のない事をしているときは眠くなったりすることが多い。そんなものだ。

 しかし平和な時も眠くなったりもする。

 オンライン校は昔の学校よりも大分平和だ。

 イジメや暴力などは無いに等しい。

 オンラインの学校が創られた理由は色々あるが、やはり永久になくならないイジメや体罰や暴力などをなくすと言うのが一番と言える。


 ネットワーク経由ではあまり問題は起こらない。

 それでも問題は起こる場合もあるが対応がしやすい。アクセスブロックやアカウント停止など簡単に対応できる。

 また通常の暴力や体罰は100%起こらない。

 非常に平和な状態を築ける。

 直接いろんな生徒と同じ空間で授業となると、どうしても問題が起こる。言うまでもないが……。 

 この形態の学校はかなり平和だ。


(なるほどな、これが旧式の学校か……行ったことないな)

 勝馬はサイトを見ていた。

「旧式学校情報サイト」と言うのを見ていた。


 サイトぐらいなら授業中でも見れる。

(朝会、学年集会、全校集会……)


“朝会や集会とは体育館に集まって全員が起立したまま、校長や先生の話を聞くことである。

非常に迷惑な行事のようなもので、何の意味があるのか分からないのに強制的に話を聞かされる、とても迷惑な行事だ。みんなが嫌っている事の一つである。昔の制度がいかに拙いものであるかを物語っている……”

 サイトにはこのように書かれていた


(立ったまま長い事話を聞く……それも朝に、しかも教師がわめきまわっていると……ああ行きたくないな昔の学校……こんなサイト見ただけで寒気が出る……)

 サイトにはさらにこう書いてあった。


 このような行事は役に立つ人間しか役に立たないのだ。

 そもそも昔の制度自体が役に立つ人間と立たない人間が居るにもかかわらず、全員に全く同じことをやらせるのだ。かつての制度は……。

“全員に同じことをさせること”それ自体が良くないのだ。それが正しいことであったとしても……。


「…………」 


 部屋の中は静かだった。また、部屋は散らかっていた。

 机の上にはペンや消しゴム、輪ゴム、セロテープなどが適当に散らばっていた。勝馬はあまり、片づけをしないようだ(パソコンの周辺以外)。

 机の上や机の上の文房具入れはごちゃごちゃで適当な感じになっていた。

 また、勝馬は大して音楽を聴かないし聴いてもイヤフォンか何かするため部屋の中はずっと静かだ。しかも暗い。

 暗くしているのはパソコンのモニタの反射を抑えるためだ。

 モニタは明るすぎると画面が反射して返って見えにくくなるのだ。


 そして、その暗い部屋の中で授業を受けている。

 と言ってもかなりサボっているが……。

 また勝馬の場合はリアルタイムではあまり授業は受けない。今日は受けているが、前も言ったように授業の動画を見ての勉強が多い。勝馬は特に。

 また、人にもよるが基本的に学校の成績のほとんどはテストの点である。

 授業態度や出席などは(人にもよるが)大して関係がない。あまり意味がないからだ。


 と言うのも学校は勉強が出来ればそれでいいのだ。勉強のみ覚えられたらいい。

 集団行動や人間関係の築き方や対人関係などは学校では学べないし(学べると考えられているが実際は学べないことがほとんどである)、そう言ったことはオンラインの学校では特定の人間は除外されている。

 割り切って考えられているのだ。学校は勉強をするものであると。

 最も、特定の人間(・・・・・)のみであるが。


(ちょっとトイレ……)


 別に好きな時間にトイレも行ける。休み時間がどうとかあまり関係ない。


 そして、空は曇って窓ガラスに雨水が流れていた。

(今日は、朝から雨か……)

 

 当然雨の日でも登校しなくてもいいのは楽でいい。オンライン校はかつての学校とは理念が違う。かつてはとにかく無茶が多かった。


 どこの誰かも分からない人間とごちゃ混ぜで同じ環境の同じクラスの中に詰め込む。そんな中で、やれ授業をしろ、やれ仲良くしろ。どう考えても不可能だ。一人一人は別々の人間であるのに……。

 やはり全員に同じことをさせていることになる。それも強制的に……。かなり無茶なことでも……。

それはかなり変な忍耐が必要になるのだ。そんな忍耐が役に立つかどうかは不明だが……。


(贅沢だけど、雨の日は外に出たくない……)


 それは確かにちょっと贅沢だ。

 しかしよく考えると、外に出て通学通勤をすることは本当にキツいことかもしれない。

 学生は車など持っていないため歩いてか自転車通学しかない。そうなると、カッパで行くしかない。

 自転車+カッパは結構キツい……。特に冬場は尚更。

 その努力や忍耐が役に立つ人間もいるがたたない人間もいるのだ。


 雨にあたって風邪をひいてしまって、熱を出す場合もあるかもしれない。

 繰り返すが、その努力は役に立つ人間とまったく無駄になる人間がいるのだ。


 人間には色々と種類がある。かつてはそういったことが考慮されていなかった。

「どんなことでも、辛い経験が絶対役に立つから」このような根拠のない考えを全員に押し付けてしまっていたのだ。

 しつこいが、「場合による」のだ……。

 まあ、だからと言って全員が怠けたらいいという訳ではないが、全員の人間に意味があるかどうか分からないことを押し付けていい道理はないのだ。

 結論を出すと「役に立つ人間のみ役に立つことをすべき」なのだ。少し考えると分かる簡単なことだ。


 かつての教育制度も法制度もそういったところは考慮されていなかったが、オンライン校や現在の法制度はそう言ったことも考慮されている。


 そして……間が開いたが、現在勝馬は。

(アニメでもみるか……)

 また、話は変わるが勝馬はヲタである。


文章の書きかたとか禁則処理などが滅茶苦茶になってて申し訳ありません。

手が回っていません。 文字統一もできてません。

それと、作文の文章の書き方が混ざってしまってます。作文の文章の書き方ぐらいしか分かりません、勉強中です。

正直この作品2番煎じです。ぜんっぜん上手く書けてません。


また、ほとんど初めて書きましたので、禁則処理などもあんまりわかりません。分からないことは教えてほしいです。


また加筆修正も途中で加えることになると思います。また、エディターの使用と小説家になろうの使用が違うみたいで、どうも

段落が変になります。とりあえず1行42文字にしています。小説家になろうで閲覧すると段落が変になるかもしれないけど、一応標準にしています。


行間空けてるのは編集時に見やすいようにしただけで意味ありません。



最近はかなりファンタジー系が多いので、現代ドラマとか現代アクションの路線で作ってみました。現代ではないけど。

ややSFもあります。

現代に似た特別な世界観を重視して作りました。


一応頑張って書いてますので、読んでほしいです。意見とか訂正箇所とかがあればどんどん言ってほしいです。

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