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Perfect World  作者: M78星雲人(光の戦士)
第1章
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序章

プロローグです。 一応作りました。


 この時代の国のすべての人間には階級が存在するそれは絶対の掟である。

 2080年それ程の未来ではない近未来の世界。特別な法律や規則が多数作られてる。平等な世界を作るために。

 ITのテクノロジーが多少発達したこの時代では存在価値も含めて人間が細かく定義されている。

 この“人間の定義付け”や“カテゴリー分け”はどの時代のどの国でも出来なかったことである。

 勉強の成績や簡単な知識量での単純な定義などとは違う、完璧と言っていい程の人間の価値の定義付けを国家レベルで行ったことは今までには全くなかった。

 勿論理由もある。すべては平和の為だ。


 価値の高い人間、低い人間は当然存在する。しかしどんな時代もどの国もそれを定義できなかったのだ。その考えがなかったのだろう。

 2080年よりももっと昔に定義されてても良かったはずの事だ。実際少し遅い事だったかもしれない。


 しかし定義はされた。

 そして確実に言えることは、“存在する”ということだ、かつては定義はされてなかったが、価値が高い人間と低い人間は存在するということだ。

 価値が高い人間にはその価値に応じた階級や規則を、低い人間はその価値に応じた階級と身分を与えなければならない。


 全員が同じではいけない。それでは平等ではなく不平等なのだ。

 存在の価値が高い人間でも低い人間でも関係なく、同じ規則で同じ環境で同じ待遇で同じ法律では、平等ではないのだ。


 かつては平等と思われていただろう。全員が同じ環境で生きることが……。

 なぜなら人間の価値が誰も認識できてなかったから……。

 全員の人間の価値が同じと思われていたから……。


 存在はしていたのに誰も気づけなかった。気付けなかったことが“存在しない事”と定義されて勝手に決めつけられていたのだろう。

 ただ、気づけなかっただけだと言うのに存在しないと勝手に決めつけてしまうのだ。

 下等な人間の拙い思考では……。


 しかしそんな拙い思考の人間の統治もいつかは終わる。

 これはそんな拙い思考の人間の統治が終わって高等な人間が統治を始めた世界での話である。


 西暦2080年。ようやく少しだけ文明が進んだ世界。

 少しだけ、かつての人間が見えない範囲の世界が現れてきた世界での事。


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