初恋2
杉野side
ガラガラッ{保健室のドアを開ける}
杉野「先生ー、ケガしたので手当を…って、あれ?」
いない…?
うわー、最悪だ…どうしよう
??「あの…」
杉野「え?」
声がした方に目を向ける そこには
桜色の目と、同じ桜色のやわらかそうなふわふわした長い髪をした女子がいた
杉野「………!?」
俺は、その子にみとれてしまっていた
??「? あのぉ…?」
この子、誰だろう…見たことないな
??「あっ! ほっぺケガしてる!」
杉野「ハッ)え? あ…」
彼女の言葉に、俺はハッとする
そうだ、俺ケガしてたんだった…
けど、先生いないしな…
??「あの、良かったら私が手当てしましょうか?」
杉野「え?」
俺は思わず聞き返してしまった
??「今、先生いないですから…私が代わりに手当てしちゃ駄目ですか?」
杉野「あ…いや、頼む」
??「はい、分かりました(ニコッ」
ドクンッ
彼女の笑顔を見た瞬間、心臓が大きく動いた気がした
これって…もしかして、俺…
??「よしっと…はい、終わりましたよ(ニコッ」
杉野「ドキッ)あぁ、ありがとう(ニコ」
??「い、いいえ///」
あれ? 顔赤い?
あぁ、風邪ひいてんのかな?だから保健室にいたのか?
杉野「じゃぁ、俺はこれで…手当て、ありがとう」
??「あ、はい!」
俺は保健室を出ようと、ドアの方へ向かう
…名前くらい聞いとこうかな
そう思い、俺は止まって振り返った
杉野・??「あの!」
杉野「ん?」
??「え?」
見事にハモった…