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転生貴族の荒れ地開拓日誌 魔力詰め込み放題って本当ですか?  作者: 雪
一章 実家脱出編

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11/18

11 覚悟

鼻血を噴いて気を失ったシーナを介抱していると、


ドタドタドタ!

コンコンッ

バンッ!

「エル様!」


メローが突撃して来た。

ノックに返事してないのに…

「わたしもロックハードへ……!何をしてるんですか!!」

何をってシーナの介抱…

「あっ」


血を流して気を失っている女性。

顔や胸元をこすってる少年。


「違うからな!」

「何が違うのですか!いつからそんな関係に…うぅ」

「介抱してただけだから!鼻血を拭き取ってただけだから!」


「ぅ…ん?」

おれとメローの騒ぎでシーナが目を覚ました。

「シーナ、大丈夫か?」

「えっと…ご主人様?」

「ご主人様?!このわたしという者がいながら!!どうしてそのような小娘に!」

小娘って…そういえばメローはもう26かあ。


「って違うから!シーナはメイドじゃない!」

「じゃあどういう関係なんですか!」

「ええと」

奴隷…はまずいか?

「わ、わたしはエル様の伴侶です!」

嘘ぉーー!

「は、伴侶!?そんな…あなたはロックハードへ行く覚悟あるのですか!?」

「ロックっ!?……あ、あります!わたしはどんな危険な場所でもご主人様に着いて行きます!…ご主人様が守ってくれると約束してくれましたし…////」

ちょっと!

そんなこと!…は言ったな…

「くっ、わ、わたしも行きます」

「えっ?」

「わたしもエル様と一緒にロックハードへ行きます。こんな小娘にエル様を任せておけません!」

「待て!メローにロックハードはキツい。これは僕の問題だ。メローは巻き込みたくない!」

「そこの小娘はいいのにですか?」

うっ。男にしとくべきだったか?

「シーナは元々行商をしていたし《健脚》のスキルも持ってる。御者もできるし大丈夫だ。」

「はい!わたしはどこまでも着いて行きます!」

「エル様。」

「なんだ?」

「わたしは3属性の魔法と、《剣技》《投擲》《鞭技》《槌技》のスキルを持っています。」

なんでメイドがそんなの持ってるの!?


「それでも、ダメですか?…必ずお役に立って見せます!」

「…本当にいいのか?」

「はい。覚悟はできてます。足でまといなら切り捨ててください。()()()()エル様に守られるだけのつもりはありません。」

「!!」


メローは、おれが欲していた信頼できる戦力だ。

でも、メローを戦わせるのか?

怪我なんてさせたくない。でも、メローはすでに覚悟を決めているように見える…

「分かったよ。父とケイトが許可するなら、メローも連れて行ってもいい。」

「ありがとうございます!」

「ただ、僕が逃げろと言ったら逃げてくれ。僕はメローに怪我なんてして欲しくない。」

「エル様…お断りします。わたしはエル様を守るために着いて行きます。逃げろと言われて逃げたりしません。」

「はぁ、分かったよ。メローは戦力として数える。」

メローは急いで部屋から出て行った。

ケイトと父に許可を貰いに行ったんだろう。


「シーナはこれでいいかい?」

「はい。メロー様のお気持ちは分かりました。」

「そうか…ロックハードの事、言わなくて申し訳ない。不安にさせると思ったら中々言い出せなかった…」

「危険な場所だとは聞きましたし、大丈夫です。それにご主人様が守ってくださるんですよね?」


「ああ。全力を尽くす。それに、いざという時は逃げてくれていい。」

「…わたしはメローさんのような戦うスキルはありません。でもご主人様と一緒にいたいです。」

みんな覚悟決まり過ぎだよ…2人は死地に行く覚悟を決めてる。

おれも出発前に覚悟を決めておこう。


「分かった。シーナにも逃げろとは言わない。一緒に戦おう。」

万が一、敵がこっちを殺す気なら、おれも2人を守るためにやる。

反応などいただけたら幸いです。

誤字脱字、気になる点も遠慮なくどうぞ。

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