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結び:それでも魂は燃えるのか?
この絶望的な状況下で、私たちは問わねばならなかった。
クリエイターは、それでも魂を燃やし続けられるのか?
自身の性癖を、AIやSID、そして社会の管理の網から解放し、その純粋性を保ち続けることができるのか?
この問いは、次のセクションである「敵は規制ではなく萎縮である」という、より深淵な問題へと繋がっていく。
なぜなら、外部からのどんな強大な規制も、最終的には私たちの内なる「自己検閲の怪物」を飼いならすことで、その力を発揮するからだ。
魂の喪失に抗う唯一の道は、この萎縮に打ち勝ち、自分自身の「けしからん」衝動を、たとえそれが社会的に「不都合」であっても、決して諦めないことなのである。




