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プロローグ

 僕には幼い頃の記憶がない。物心つく頃には児童養護施設「こだま」にいて、今年で16になる。


 僕には他の人にはない「力」がある。物心つく頃には「それ」に気づいていて、他人から隠し続けてきた。


 僕は他の人とは違う。表面上では社会の中で上手く生きているつもりだけど、その中で僕は「異物」なのだと実感してしまう。自分が認められないんだ。

 

 だからこそ常に死んでしまいたいと考えている。


 何度もこっそりと首を吊ったり、飛び降りたり、溺れたりしようとしたけれど、「それ」のせいで死ぬことはできなかった。

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