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028 見


弾薬庫に鳥用ブービートラップを作る手も有った。


でも他者を巻き込む可能性が有る策なので却下。


危険過ぎる弾薬庫を爆破する案も有ったが却下。


鳥戦は現状は森に逃げるしか手は無い。


視認された段階で詰みかな。


危険弾だけをまとめて撤去する案も却下。


今日中に帰れなくなる。



先頭が大阪猫。


松明係がモヨコ。


荷物係と爆弾係が俺。


俺はモヨコから約5m離れた後ろを歩く。


森を通って竹林迄帰る。


本当はモヨコともっと距離を置きたかった。


そうすると俺に対する松明の効果が薄れる。


簡単な理由で爆弾を女から遠ざける事が出来ない。


神居古潭に直接行く案も検討した。


結果は有り有りの無し無し。


無し無しの有り有り。


まずは竹林近くの高い木に大阪猫が登る。


そして温泉が安全かどうか判断する事になった。


歩いて約150分。


竹林に到着する。


行きより大分掛かった。


休憩を取ったのが大きいか。


まあ疲れていたんだろう。



大阪猫は竹林近くの高い木々に登り始めた。


数分後。


大阪猫が駆け下りてきた。


「温泉荒らされて無いで。鳥はおらんかったよ」


「筍取って帰りましょうか」


「何個要る?」


「3個位でいいんじゃないでしょうか。私持ちますよ」


筍を3個掘り出す。


可食部だけにする為に皮を剥いていく。


このままでも旨そう。


腹減ったし食うか。


大阪猫の焼いたら何でも旨い理論を提唱する。


こいつ猫舌なのに。


焚き火を作って炙って採りたての筍を喰う。


美味い。


シャキシャキして少し甘味も有る。


「野菜は食えるけどあんまりやなあ」


「私は結構美味しいと思いますよ」


「俺も美味しい。種族差って結構大きいな」


「大きいどころやあらへん。種族差は全てやで」


「もふもふひゃん。ほれひっちゃいまふか」


「モヨ。喰うてから喋り。全ては違うかもな」


「全てじゃ無いなら何だ?」


「絶対。種族差は絶対や。自力で鳥より高く飛べるか?」


「無理」


「むいえふ」


「モヨどんだけ筍好きやねん。もっと採るか。俺持つで」


結局大阪猫は両腕で合わせて6個の筍を持ってくれた。


石狩川の川沿いを歩いて下って約30分。


温泉に着いた。


小型のワニが三匹いた。


筍を置いて大阪猫が軽くストレッチをする。


大きく飛び着地する際にワニの首に両爪を刺す。


また飛んで着地する際にワニの首に両爪を刺す。


よく跳ねるが回転しないウォーズマンみたいだ。


割と各自離れていた筈のワニ達を次々と仕留めていく。


種族差は絶対か。


真似できない技は考えないようにする。


あいつ多分ワニの肉が気に入ったんだな。


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