021 紙
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「こういう時何て挨拶すればええんかな」
「朝だからおはようで良いんじゃないか」
「おはようドグラマグラ太郎」
「おはよう大阪猫」
「おはようございます。もふもふちゃん」
「大阪猫ごめんな。火の番交代しよう。寝て」
「一晩中とは恐れ入ったわ。約10時間やで」
「ごめんごめん」
「時間あったから松明試作版。作っといたで」
「さすが私のもふもふちゃん」
「とりあえずみんなで鳥袋確認しよう。確認したら俺は寝る」
「先に開ける手も有ったのに。さすが私のもふもふちゃん」
「揉め事の種は少ない方がええからな。リスクも分散せな」
「俺が開けようか」
「俺らで開けよう。そこの適当な竹棒似た長さの2本持って」
「箸の要領か。把握」
大阪鳥の鞄の底を両側から竹棒で少しずつつまみ持ち上げる。
使う棒は長さ約3mが4本。
念の為俺は熊皮を羽織る。
大阪鳥の鞄の開封には大きなリスクが2つある。
手榴弾誤爆のリスクと。
大阪鳥の仕掛けたトラップのリスクだ。
あの鳥なら何でもやりかねない。
多分生存してる。
多分再戦する。
強襲される可能性も高い。
少しずつ持ち上げられた鞄から少しずつものが出て来る。
布に包まれた手榴弾らしき塊が9個。
袋の色や形が異なる。
不味い。
9種が異種で有れば性能テストが出来ない。
ビー玉サイズの宝石らしきものがゴロゴロと出てくる。
宝石か綺麗な石か判別出来ない。
そして最後に出て来たのは。
俺が知る限りの最強の武器。
3冊のノートと3本のベンだった。
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