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014 擬


「呪」


モヨコが言う。


なんだ?


また魔法?


「窮」


カウントダウンか。


何が正解だ。


設定が多すぎるるるる。


「刃」


モヨコを孕ませたい。


これは駄目だ。


さっきまでそういう気持ちが確かに有ったが今は嘘になった。


「泣」


俺だけ助かる事は出来る。


庇護者がいないと俺が死ぬ。


俺殺しモヨコ殺し両方止めるのどうすんだ。


「路」


わかった。


これモヨコ戦だ。


勝利条件定義開始。


「誤」


先代ドグラマグラ太郎が旅に出た理由がわかった。


みんなを救うって妹も自分も救いたかったって事か。


関係ない事考えるな。


「夜」


とりあえず延長戦狙いに絞る。


納得出来る理由を出せば良いんだよな。


最強は確か相手自身が放った言葉。


「狭」


モヨコ語録を思い出す。


検索は動かない。


このままモヨコと死にたくなる。


「兄」「ごはん」



モヨコが不思議そうな顔をする。


俺も不思議だ。


そういえばそんな事言ってたな。


口が思考より先に走ってくれた。


「モヨコとあったかいごはんを食べたい」


俺は始めて御飯に自分の命を載せた。


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