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011 月


竹を火の近くに運びながらテストを繰り返す。


「ステータス」


小声で唱える。


何も起きない。


何も起きないかあ。


乱暴に放りたい気持ちを抑えて静かに竹を積む。


睡眠は大事だ。


猫と妹に静かな時間を。


竹林に戻る。


「アイテムボックス」


小声で唱える。


何も起きない。


何も起きないかあ。


あー。


竹を持つ。


5mくらいなら1本持てるか。


もう少し細ければ武器になるかな?


バランスをとりながら竹を見つめる。


「鑑定」


小声で唱える。


脳が検索ヒットする。


『竹。軽い。長いと重い。万能素材。筍。食器。水筒。竹槍』


脳に聞いたんじゃ無いけど.


まあいいか。


追加ヒットが来た。


『竹刀』


それもう思考側でたどり着いたから大丈夫。


はぁー。


まずは鳥戦だ。


検索ヒット。


『大量敵性知性熊』


あー。


『包囲網リスク』


あー。


そんなにヒットされても。


とりあえず両方詰んでるよね?


『各状況のトリアージ策の確立が最優先』


あー。


各戦を用意しつつ無戦ルートなら明日の鳥戦か。


鑑定使えるなあ。


脳検索になってしまうけど。


検索ヒット。


『皮膚の内側がシンプルにして最強』


わかったよ。


でも竹と火は使うんだ。


作戦と覚悟は思考側に任せてくれて大丈夫。


いい作戦があるんだ。



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