Ep.1 A Soldier
あの日の事だ。
今、考えれば小隊員と共に死んどけば良かったかもしれない。
いや、兵士になった時点で既に選択肢はなかったのかもしれない
今となっては考えるのは無意味だが。
「これが……我が軍のお偉いさん方が作ってた兵器か…噂で聞いてはいたが、こんなに大きい代物とはな…」
「関心してる場合じゃねえ。これが敵軍の手に渡ればどんな恐ろしい事が起こるか…もう候補のパイロットも死んでしまったし、第六小隊のお前だけしか動かせねえんだ、俺の事は良いから早くこれを軍の本部まで飛ばしてくれ」
「第六小隊の俺はせいぜいその辺の乗り物に乗せてもらえる程度だ。こんな物を扱いきれるか……」
「もうここも保たねえ、早くしてくれ!これを作った整備班の奴らがAIによる対話機能を付けてたはずだから操作はすぐできるだろう、分かったらさっさと乗りやがれ!」
「……………分かった。」
OSを立ち上げています……
「機体番号は……J-003…か。」
OSの起動を確認しました。パイロット情報登録の為、生体認証登録を行います。
「生体認証だと…?一体これは何の為の機体なんだ?」
登録が完了しました。これ以降、登録された生体以外が搭乗した場合、起動を強制停止します。
「分かった。現在地から脱出し、軍の本部まで移動したい、ルートを教えてくれ」
只今検索中です………
現在地付近に敵機体を感知。
倒さずに突破出来る可能性は低いです。
交戦をお勧めします。
「いきなり初戦が来るとはな…」
何故雑兵の俺がこんな目に…




