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初陣?斥候?犬ですが何か?

親父のPCで書いてみました。

天文14年(1545年)2月


俺はそろそろ3歳になるらしい?

何か去年に噂で殺されそうな入来院重朝(いりきいんしげとも)

虎寿丸(とらじゅまる)に助けさせたんだが、

その時日新斎(じっしんさい)のじい様が文句言って来たから

策略臭いからと諫めて怒らしたんだわ。

それで今年元服(12歳だぜ)させて忠良(ただよし)って

自分の名前名乗らせて

虎居城(とらいじょう)東郷村(とうごうむら)

取って来いとか言ってるらしいんだ

孫で嫡男だぞ!あり得ね~

しかしじい様お前一応家臣だろ?

何でそんな権限持ってんだよ?

貴久いくら実父とは言え

家臣なんだから止めろよ。

ちくしょ~何とかせんと!


新納忠元(にいろただもと)入来院重朝(いりきいんしげとも)連れていけとよ。

祁答院良重(けどういんよししげ)の城と東郷重治(とうごうしげはる)の村だよ。

重朝が一緒に謀叛するって言われた人達だよ。


重治は天文16年からの犬騒動で

敵対するから良いんだけどさ。

良重は意味無いじゃん。

結局誰か処罰して領地広げたいだけか。

げっもしかして噂じたいが爺さんが犯人か?

だから諫めると怒ったのか・・・

アチャ~貴久も知ってて黙ってたなこりゃ

まずった忠良に言っとこ・・・


3時間程待つと

「兄貴散歩の時間だ」と忠良達が入って来た。


何時もは城の庭を散歩するが、

今日は以前の様に棒をくわえて来ると

お約束の様に忠平(ただひら)が棒を奪い

取って来いと投げた

「バウーンガウガウ(こらー遊ぶなー)」

と叫びながら取りに行き戻ると

又六が同じ様に投げた

警戒しながら戻り手前で止まると

又七が悲しそうに見つめて来た。

(あーハイハイやれば良いんでしょやれば)

と又七の前に行き棒を渡し

又七は嬉しそうに棒を投げた。

取り敢えず戻って地面に汚い字を書いた。

ごめん・しげとも・うわさ・はんにん・じじい・りようち・とるため

忠良は、それを見て顔を手で押さえた。

何故爺さんが切れたか納得できた

直轄領を増やす為にそこ迄やるかと

そりゃ渋谷一族(入来院・東郷・祁答院)

謀叛するわ。


いくさ・しげとも・うらぎり・きけん

「あーなるほど確かに危険だわ」

しげとも・うそ・さくせん・おしえる

「確かにその方が良いな」

でかた・みきわめる

「どうやって見極めるんだ?」

おれ・いぬ・せつこう・あんぜん・おしえる

「兄貴が見極めて教えてくれるのか?」

「ウォン(そうだ)」と首を縦にふる

「確かに兄貴なら安全だけどさでもな・・・」

きにするな

「解った!頼むよ。」

「ウォーン(任せとけ)」


忠良は忠元にこっそり事情を説明して

(五朗の事は、言わずに)

協力してもらう事になった。


五朗は一人?先に虎居城に向かい

城の様子を見ていた。

(あー重朝は黒だ、まだ出陣の話しは関係者

しか知らないのに迎撃体勢に入ってる)

五朗は戻りながら(直ぐに知らせないとなー)

考えていると前方から重治の家臣湯田成重(ゆだなりしげ)

子犬を担いで走って来た。

(彼奴この頃から犬泥棒やってたのか)

(ちっこの忙しい時に)

五朗は、茂みに潜み成重が来るのを待った

丁度通りすぎるタイミングで襲いかかり

成重の頸に噛み付き牙をたてた

成重はたまらずに子犬を放して

五朗の頭を叩いた


五朗も成重を放してしまったが、

子犬が無事そうだったので

子犬をくわえてエスケープした


そのままダッシュで城に戻り

城に着くと庭に向かっていき

子犬を放してから大声で鳴いた

忠良達が来ると棒で地面に文字を書いた。

しげとも・くろ

「そうか・・・切っ掛けを作ったのが

此方じゃなければ良かったんだがな・・・」

「仕方ないよ兄ちゃん」と忠平が慰めていた


こうして始めての斥候?は終った。


「処で兄貴その子犬何?」

ゆだ・どろぼう・たすけた

「えっそれって前に言ってたヤツ?」

「ウォン(そうだ)」

「常習犯だったんだな、

まっいっか兄貴が面倒見ろよ」

と言って去っていった。


ルビ振り出来て良いですね。

と言うわけで五朗君の初陣と斥候でした(笑)


湯田成重のルビに関して

ふりがな有りの物が見付からなかったので

裏切者=ユダにしました。



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